浴衣に裏地をつけて、春秋の木綿着物に。1万円以下でシャツのように届けたい

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仕立て上がりの木綿着物が、ない!

僕は着物を多くの人に着てほしいんですが、そのためには普段用に気楽に着る着物が必要だと思うんですよ。
でもポリエステルだと安いけどカサカサして感触が悪くてリラックスできないし、絹だと高い。
普段から僕らの世代になじみのある綿100%の着物(木綿着物)が安く出回っていればいいのですが、見つからないです。。
オーダーメイドだと3万円以上はかかるし。。

僕は仕立て上がりの綿100%の着物を1万円以下でシャツを買うような気軽さで、全国のみんなに届けたいんです。

綿100%の理由

綿の着物を皆さんに普段着として着てほしい理由は、まずは

  • ポリだとカサカサした感触ですが、綿はもっと「ふわっと、しっとり、肌になじむ」感触

ということです^^

  • 絹より安く、洗濯機で洗える

という良さもあります。「着物と言えば絹」なイメージの時代ですが、江戸時代から数十年前までは綿が民衆に多く使われていたそうです。
さらに、綿は

  • 汗を吸う

ってことなんです!なので綿の襦袢を着なくても、直接 肌に着て、
首・胸・脇・肘・背中の汗を、しっかり吸ってくれるっていうことが快適に普段着として使うためには、とーっても大事なんです!

また、

  • 見た目がカジュアルダウンする

という狙いもあります。絹や光沢のあるポリエステルだと「今日は結婚式ですか?」と言われそうなカタい雰囲気になりますが、木綿ならリラックス感が出ます。

回避策

そこで考えたのが、仕立て上がりの浴衣に裏地を付けて、木綿着物として着る方法。
浴衣をまずは選びます。
カフェや街なかで悪目立ちしないよう、なるべく地味なものを選びます。
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この浴衣を、試しに卸(おろし)から仕入れました。カタログだともっと地味だったんだけどなぁ。。無地でもいいのに。

  • しじら織だと春・秋には寒いので、普通の織で。
  • 麻が混じると寒いので、綿100%で。
  • 着物として着たいので、黒や紺などの暗い色の地で。
  • 柄はなるべくなく、できれば無地で。

こんな条件で探したのです。
これをベースに裏地を足せば、オーダーメイドよりもずっと価格おさえられるはず!

コーデ

では回避策の詳細の前に、この浴衣を着物として着るとどうなるかを見てみましょう。
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半襦袢で衿を見せ、足袋をはき、羽織を羽織ると、遠目には普通に着物っぽく見えますね。
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これくらい暗い色なら、醤油やコーヒーをこぼしても目立たないし、もちろん洗えます。

浴衣は寒そう

ところがこの浴衣の欠点ですが、そばで見てみると、生地が透け透けでとっても寒そうなのです。
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裾の透け具合がいちばん目立ちます。そして羽織がない時は袖口も。

回避策 詳細

そこで裾と袖に裏地をあてることにしました。
手縫いだと大変だし、販売するなら売値がそのまま高くなるので、ミシンで縫います。
もともとこの浴衣の縫い代処理はほぼ全てミシンだったので、たいした影響はありません。
↓は、裏表逆にしたところ。
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カーキ色のところが裏地です。
メーター220円の安いポリエステルの布が渋谷TOAで売ってるので、これをあてました。
「裏地がポリなら汗を吸わないんじゃ?」という声がありそうですがw、「上半身の胴体の汗を吸う」のを優先しております。
※ 足よりも上半身で汗をより吸ってほしいのは、僕だけだったりするかもですが。。?
↓は前側です。
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透け具合の改善

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裏地側から見たところ。あんまり透けていません! 日にかざすとちょっとは透けていますが、前ほどの「寒そう」な感じはしません。

売値試算

仕立て上がりの浴衣と、安いポリエステルの裏地を使っているので、送料・税込みで、8800~9800円くらにできそうです。
この場合は裏地は選べず「おまかせ」になります。
キャッチコピーは「シャツを買うように、着物を買おう」でどうでしょうか^^

内側に↓のような綿の肌襦袢を着ると、汗を吸うしけっこう暖かです。
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この記事を書いている10月下旬、気温は17~20度くらいですが、下半身にスウェット、足に足袋靴下(Tabioの無地の)をはくと、十分に暖かく過ごせています。

こんな方向で、販売してみたいと思います^^ ご意見お待ちしています!

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