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茶碗が割れました
皿洗いで手が滑り、茶碗が真っ二つに割れました(T-T
これは百均ではなく、二子玉川 東急の地下街で偶然出会った茶碗。奥さん用の小さなご飯茶碗でした。たこ唐草(からくさ)という柄です。
それがこの通り、真っ二つに。どんぶりを茶碗に落としたためだったと思います。
接着だけなら麦漆で
大切に使っているので、簡単に捨ててしまうのは惜しい。なんとかしてくっつけて復活されられないものかと考えました。
そこで思いついたのが「金継ぎ」という方法。自分でできたらいいなと思い検索しました。
http://hatoya-f.com/make-tools-material/make-mugiurushi/
こちらのサイトによると、どうやら金色にしなくても、生漆(きうるし)と小麦粉と水を使えば「麦漆」という接着剤になることが分かりました。
美しく復活しなくても良いので、最低限元の形にくっつけたい。そんな願いから、麦漆をやってみることにしました。
※あくまで個人的体験の実験結果です。
漆を通販で購入
楽天でこの生漆を購入しました。
ポップなデザインのチューブに入っています。
混ぜるだけ
数日後、チューブの生漆が届いたので作業を始めます。
ビニール袋を敷いて、漆が他の場所に付かないようにします。割りばしを割って1本だけ作業用に使います。
小麦粉をちょっと(ティースプーン半分くらい)を出します。
同じくらいの水をかけます。
全て混ぜます。
生漆を同じくらい乗せます。(写真だと少ないですが、この後もう少し追加しました)
生漆を小麦粉&水に、少しずつ混ぜていきます。
こんな感じでどんどん混ぜます。
生漆を全て混ぜたところ。ここからもう数分混ぜ続けます。
本当はもっと厳密にはかり時間をかけるそうなのですが、今回はだいたい&時短でやってみています。今後もサクッと皿を直していきたいので、これでうまくいけばしめたものです^^
これでとりあえず麦漆という接着剤の完成とします。
皿をくっつける
割れた茶碗の断面に、完成した麦漆をつけたところ。
そして15分ほどおいたところ。けっこう暗い、こげ茶色になってきました。
↓茶碗を合わせたところ。
金継ぎと違い色が非常に地味ですがw 今回の目的はつなぎ合わせることだけなので、良しとします^-^;
そして、キッチンの手の届きにくい場所に1週間置いて乾燥させます。
完成
1週間は結局待ちきれずw、4日後くらいに取り出して見てみました。
なんかくっついたっぽいです!グラグラしません。
でも、微妙に隙間が空いていて、向こう側から光の見える個所があります。
ご飯を乗せる分には支障ないけれど、お茶漬けだと汁が漏れます(^-^;
麦漆がビチャビチャに塗り散らかったまま固まりましたw
ここは普通、紙やすりなどできれいに落とすそうなのですが、今回は面倒なのでそのままにしておきます。
とりあえず完成です!実際にご飯乗せて食べてみます! ^-^
今度は小さな穴をふさいで汁ものにも対応するのと、端の欠けも麦漆で滑らかな感触にしたいと思います。
結果は成功ということで 😉
割れた食器を継ぎながら、お皿たちとの友情を末永く深めていきたいものです^^)v
追記:ビチャビチャに塗り散らかった麦漆
表面に残ってしまった麦漆ですが、皿洗いの時に濡らしてこすったら簡単に落ちました。
これは食べたくないので^^; 事前に洗っておいて正解でした。
むしろ水分でふやけてしまうということは、汁ものを入れると接着剤としてはあまり頑丈でないのかも。慎重に使うことにします。