江戸の長ズボンは、ももひきでした。

ステテコは寒い

寒い冬、着物にステテコではスネが丸出しなのでとても寒いです。

これまで下半身には中にスウェットなどを着ていたのですが、裾さばきが悪いし、チラリと見えたときに、あんまり本物感がないので、できれば江戸時代の風習に習いたいなと思っていたところ、こんな浮世絵に出会いました。

参照:artagenda.jp

参照:artagenda.jp

参照:artagenda.jp

この長ズボン、何だろう?と調べましたが、全く分かりません。

丸田さんに聞いてみた

そこで、店主がいつもお世話になっている、着物の大先輩の丸田さんに聞いてみましたよ。

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■着物のプロフェッショナル 丸田 晶代 プロフィール■

小学5年生で着付けを習い始め中学2年で着付講師の免状をとりました。

約30年(笑)の着物の知識経験を武器に

キモノヨロズ屋 kan-on」を営んでいます。

昼夜、着物屋さんとして生きてます!

回答:モモヒキです

これ何ですかね?と聞いたところ、サクッと答えてくれました。さすが丸田さん、着物の知識が最強です。

はい!パッチですね!
股引きというのが正式?なんでしょうが、通称パッチです。

https://matsurijuku.com/momohiki/

私も祭やってた時の衣装で、今も持ってます。
今の時代、おパンツ履くので女性は特に用が足しづらく祭の時の衣装としても格好だけで合理的ではないのですが、お股の部分が割れているので、ノーパンorふんどし着用の上にこれであれば男性はおトイレもできる仕組みです。

祭の時の粋な着こなしは「ピッタリサイズをくるぶしみせて履く」んですが、防寒の点ではくるぶし隠れる丈で着用していたと思います。

ちなみに、ネット情報では「パッチ」と「股引き」「ももひき」の違いを語る方もいらっしゃいますが、少なくとも東京では祭で履く木綿のものを「パッチ」と言ったり「股引き」と言ったり、同じものの言い方違いで使っていました。
いずれも、かつてふんどしが下着だった時代、着物の下にふんどし一丁で、尻っぱしょりして素足みせたくない時にパッチを履いていたと思います。

いやー、勉強になりました!

まさか、ももひきだとは。。

もっと調べて、僕もはいてみようと思います^^

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