改訂版の記事:「カルタ結びの作り帯」の作り方 – 完全版
目次
ぺちゃって巻いて貼るだけ帯
子供の頃から着物を着ていれば今さら着付け教室に通わなくていいのに。
いつも僕は変だなぁと思います。着物の未経験者が、まだ着物で出歩く楽しさを知らないのに、一生懸命着付け教室に通わなきゃいけないなんて。
楽しいことなら人ってがんばれるし、最終形態が見えていれば無駄なことを学ばずに最短距離で自分に必要なことだけ学べる。
といった考えから、今度は作り帯によって着物初心者/未経験者の皆さまを応援したいと思うのですー 😀
着物の上からぺちゃっと貼るだけ、カンタン♪ 一応帯締めはその上から締めておいた方がいいです。
作るのめんどい人は
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黒猫の作り帯。かるた結びで動きやすい♪ マジックテープでワンタッチ☆ 価格 9,980円 (税込) 送料別
出来上がりサイズ
胴周りの本体で1枚、結び目に2枚の生地を使います。胴周りの中に入れるプラスチックの板(百均で買えます)も1枚使います。
合計4枚の裁ち落としサイズは以下の通りです。縫い代はその周りに2cm程度取っておいたら良いでしょう。
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本体:108cm×32cm
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結び目(2枚とも同じサイズ):48cm×16cm
- 中に入れた帯板:35cm×14.5cm
まずは本体だけ作ります
過去記事:半幅帯の作り方をパワポで公開
こちらの記事の通りでなくてもかまいませんが、とりあえず幅16cm, 長さ108cm程度の胴周りを作りましょう。半幅帯と仕組みは同じで、それの短いバージョンです。
(今回は余り生地で作ったので、裏側がベージュの無地になっています。)
中に帯板としてPPシート(百均で買えます)を、角を丸く切って(中で移動できるように)入れておきましょう。
結び目を作ります
結び目用の生地です。縫い代線を引いて、裁ち落とします。同じものを2枚作ります。
ここに縫い代ごと接着芯を貼ります。結び目は単なる飾りなので、裏側に生地がないハリボテなんです。なので縫い代部分は強くしておかなきゃなんですよ~。
縫い代線をアイロンでくせをつけます。
本体の端に、結び目の生地をミシンで縫い付けます。
図解です。
裏側から見たところ。
一度、縫わずに結び目の縦・横2つの生地を折って配置してみます。好みの長さにします。
複雑ですよね。図解します。縦の結び目は、下端をミシンで縫ったら、ぐるっと後に回りこみます。
そのすき間に、横の結び目の生地をすべりこませます。
横の結び目の生地の両脇を、折り畳みます。
横の結び目は、折り畳むべき長さが分ったところで、ミシン縫いして固定します。
縫ったところ。
表側から見たところ。
縦の結び目の下端を少し折り返します。
そして縫います。
裏から見たところ。
横の結び目を、本体の上に置きます。
ミシン縫いして固定します。
図解するとこんなですが、伝わりますかね?
裏側から見たところ。
縦の結び目をかぶせると、こう見えます。
この図の状態です。
裏側から見たところ。
マジックテープを貼る
結び目は完成したので、マジックテープの作業に移ります。
百均で買ってきた、長さ25cmのマジックテープ。両面テープではなく、縫製で固定するタイプ。
長さを半分に切ります。
なんとなくマジックテープの場所を見定めます。
ミシンでマジックテープの両端を縫い付けます。
表側から見るとこんなです。
最後に、結び目を固定するために、赤の矢印2箇所を、かんぬき留め(同じ箇所をグルグル縫う)します。
本体の、結び目の無い方の表側にマジックテープを配置します。
反対側のマジックテープと配置を比べながら、良い感じならまち針で留めます。
ミシン縫いして固定します。
完成
これで完成です 😀
表側。
裏側。
とてもコンパクトで良い感じです^^
質問など
以上が作り方ですが、質問などありましたらどうぞコメントにでもお気軽にどうぞ~。
仕立ててほしいとか、ワークショップやってほしいといった依頼でもいいですよ 😉