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僕は着る人ではないので
とある着物仲間に依頼され、作ってみた作り帯と二部式着物。
僕も一応、カーテンを閉めて外から見えないようにして、ちょっと身に付けてみたりしましたが、どうしてもその価値や使用感が分らんのです。
そこで、今日は女性に着てもらいましたよ。
こんな作り帯
写真で表・裏から見てみましょう。
帯締めを付けたところ。
反対側から見たところ。なかなかコンパクトですよね?
着用写真
着てみたらこんなんなりました。
すごい着物着てるっぽい!まだ半襟がないけど。。裾が広がってしまっているのと、おはしょりが斜めってるのが明白ですね。
着物着てる風な。。あと一歩という感じですね。
帯締めしていないので、結び目が落ちてずれてますw
感想
では、使用感を聞いてみましょう。
長所から。
- 本物の着物と比べて動きやすい
- 袷(あわせ)は窮屈で動きくく暑苦しいイメージがあるが、この袷の二部式は全然そんなことない。
- 腰紐を腰で結んでいないから、足をつけねから動かせる
- 腰紐2本+伊達締めがないのでとても楽。
- 本物の着物だと着付けに15分~1時間かかるが、これは1分でできる。早い。
- 茶会に軽~く持って行って、その場で着て、脱いでそのまま飲み会へ行ける気軽さ。
では短所・改善点も。
- 前身頃の左(前)下半分の紐の長さが40cmほど足りない。紐が結びづらい。
- 下半分の紐は、腰紐のように幅のあるものが望ましい。普段使っている二部式襦袢は腰紐の半分くらいの幅なので、それくらいでいい。今の紐だと細過ぎてグイッとして苦しい。
- 半襟がないので付けてほしい。
- 下半分の、衽(おくみ)のラインがまっすぐに降りない。
- おはしょりが斜めっている。
- 横と後のおはしょりが出すぎている。
- 上半身に紐が欲しい。二部式襦袢でも上半身は紐で固定するようになっている。
アイディアも。
- 衿の抜き具合とあき具合を決めて伊達締めで締めて、それから作り帯を巻くと、より美しくなりそう。
- 着物か半襟どちらかに衿芯を入れてほしい。さらに、たたむときのために衿芯を抜けるようにしてほしい。
- 袖と裾の内側に、襦袢のような「うそつき」を付けたらより良い。
ということでした。
全て言い終えた最後に、「でも楽!何よりも楽。これでお稽古に行きたい。サク飲みとか。飲みの帰りとか着物で歩きづらいから。」だそうでした。
作っていざ着せてみると、なかなか可能性を感じるのでした ^-^
古着の着物をリメイクするのでも、千円台の着物ならリメイク代・送料込みで1万円ちょっとで販売できそうです。
また進捗がありましたらお知らせします!