目次
塗り蓋は作れる!
茶会をもよおしたいけど道具がないとか、茶会の度にいろんな道具を使いたいなぁ。。という欲求がありませんかね^^ 僕はそんな感じです。
でも茶道具としての「水指」(みずさし)を検索して買うと、たいてい高価ですし、安いものは大量生産の感があるし、選択肢が少ないんです。
そこで、メルカリで安く壺を買ってきて、そこに手作りの塗り蓋をかぶせて水指として使うことにしました。
塗り蓋は百均で買ってきた材料だけで作ります^-^ その方法をお伝えしますね!
完成形
まずは完成した姿を見てみましょう。このようになります。
裏側です。
材料と道具
以下が必要なものです。
- 蓋をかぶせたい器。今回はメルカリで3,300円(送料・税込み)で買った九谷焼の壺を使います。
- プラダン。百均のプラスチック段ボールです。
- アルミワイヤー。百均の針金で、今回は2mmの太さにしました。アルミは加工が簡単です。
- アクリル絵の具 黒。これも百均で買えます。アクリルは水に溶けないので安心です。
- 紙ねんど。プラダンの断面を埋めて、絵の具を塗れるようにするために使います。
その他には、
- ボンド
- 絵の具を塗る筆
- アルミワイヤーを曲げるペンチ
- コンパス
があるといいです。いずれも百均で買えます。
蓋の直径を測る
今回使う壺の口は内側に傾斜していますので、口ぴったりというよりはわずかに内側に乗せます。そのため↓のように、矢印から矢印までの直径の円を作ります。
だいたいこんな風に蓋を乗せるイメージです。
この直径を覚えておきます。
プラダンを丸く切る 1枚目
先ほどの直径の円を、コンパスでプラスチック段ボールに描きます。
線に沿ってハサミで切り取ります。
壺の口に乗せると、こんな風になります。
プラダンは表面がなみなみとしています。これが、黒く塗ったあとは木の年輪のように味が出てきます。
プラダン2枚目
少し小さい円を下に重ねることで、蓋をかぶせた時にずれにくくなります。
なのでもう1枚、プラダンで円を作ります。
壺の口の傾斜に合わせて、今回は1枚目の直径より5mm程度小さい円を切り取りました。
重ねると、このようにわずかな差です。
2枚目の片側にボンドを塗って、1枚目に貼り付けます。
乾くまで1日ほど放置します。
端を粘土で埋める
プラダンは中が空洞になっていますので、切断面がボコボコしていて、そのままだと絵の具を塗れません。
そのため紙ねんどで空洞を埋めておきます。
今回使ったのはこちらですが、乾燥して固まる粘土であれば何でもOKです。
このように、なるべくボコボコのないように埋めておきます。
※ 部分的に黒く塗っていますが、後で塗りますので気にしないでください。
一晩 乾燥させます。
針金を通す
ハリガネで、手持ち部分のツマミを作ります。
2ミリ程度の針金であれば何でも良いのですが、今回は加工しやすいアルミを使います。
U字形を作ります。好みによりますが、だいたい2センチ程度の直径の半円に丸めます。
2枚目のプラダン側の真ん中に、針金の直径の2cm程度の溝を作ります。プラダンは中が筒状の空洞になっているので、その筒に沿って表面をカッターなどで切り取れば溝になります。
※↑の写真だと黒く塗ってしまっていますが、塗るのは後ででOKです。
ここに、U字の針金をグリグリと押し当てて穴をプスっと開けます。開きにくければ千枚通しやキリなどで開けます。
このように貫通します。
その上で、1枚目の側から改めてU字の針金を入れます。持ち手として良い感じの位置まで入れます。
2枚目側から見たところ。
このままだと長すぎるので、ニッパーなどで両方の先端を切り落とします。
ペンチで両端を折り曲げて、溝に押し込みます。
黒く塗る
黒のアクリルの絵の具で、全体を塗っていきます。
乾いた後、色の薄い部分には重ね塗りしておきます。
グシャグシャと適当に塗るより、一方通行で塗るとキレイです。
乾かして完成です!
それでは皆様、楽しいDIY茶道生活をお過ごしください 😀