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雪駄は意外にも作れる!
「雪駄 作り方」で検索しても布ぞうりの作り方しか出てこなかったので、自分で雪駄を作ってみました。
やってみたら案外作れたので、作り方をシェアしますね!
完成写真
ちょっとした余り布で、自分の好きな色・柄の雪駄を簡単に作ます 😀

はいてみるとこんな感じで、違和感なくはけました。近づいて見るとシワが気になりますが、これは追って改善できます。

引きで見ても違和感がありません。

着用時に見える面積は狭いので、けっこう派手な柄でもやり過ぎになりません。

裏側はこの通りで、クッションマットで作っているのです。

構造
百均のビニールのテーブルクロスに、布をボンドで貼り付けています。鼻緒は百均のPPシートに縫い付けて固定しています。

底は、百均のクッションマットを切り取って貼り付けます。

5mm厚のゴム板でもOKですが、はき心地としてはちょっと重いです。

Amazonでも買えます。
杉田エース 天然ゴムシート板 NR-23 300mm×300mm×厚5mm 1枚
ゴム板の方が、より「らしく」なります。が、ちょっと重いので3mm厚でも良さそうです。

ショック吸収性はクッションマットの方が良いです。
型紙
型紙はこのように、6つのパーツがあります。
底1は出来上がり線のみで、底2は縫い代線と穴も書いていますが同じサイズです。
ダウンロード
にて購入・ダウンロードできます。
価格 500円 (税込)
サイズ
下記のサイズがあります。
- 25cm
- 26cm
- 27cm
- 28cm
印刷のコツ
正しいサイズで印刷するため、印刷の際は下記のポイントに気を付けます。

- 白黒印刷。カラーだとインクがもったいないです
- 「実際のサイズ」を選ぶことで、正しいサイズで印刷されます。
- 「縦」を選びます
- 「A4」を選びます
使い方
各PDFファイルを全て印刷します。
※実線は出来上がり線、点線は縫い代線、二点鎖線は折り目です。

セロハンテープで、「A1」と「A1」のように同じ記号同士を貼り合わせます。

片側は点線に沿って折ります。
作り方
型紙
印刷した型紙の外枠を切り落とします。

クッションマットを裁ち落とす
クッションマットに、出来上がり線のみの型紙をセロテープで貼って固定します。

型紙に沿って切り落とします。

切り落として、型紙をはずした後はこのようになります。

ゴムシートの場合も同様に切り落とします。

布を裁ち落とす
縫い代線付きの型紙を布に乗せ、マチ針などで固定します。

縫い代線に沿って裁ち落とします。

ビニールシートを裁ち落とす
百均のテーブルクロスとしてビニールのシートが売られています。隠れるので柄はなんでもOKですが、布が透け素材の場合は無地のビニールシートの方が良いです。

ここに、出来上がり線のみの型紙を置き、セロテープなどで固定した上でビニールシートを裁ち落とします。

プラバンでもOKです。こちらもハサミで切れますし、こちらの方がよりパリッと仕上がります。


1mm厚のコルクボードでもOKです。より柔らかい履き心地になります。


布をビニールシートに接着
ビニールシートにボンドを塗り、布の中央に貼ります。

縫い代部分にボンドを塗って、内側に折って貼ります。

ギョウザの皮のように、斜めの部分は波を作りながら折っていきます。

表側から見たところです。

底に穴を開ける
型紙の穴と同じところに、底にも穴を開けます。

型紙に布を重ねて、

目打ちなどで穴を開けておいてもいいですし、最終的に1cm程度の穴が必要なので、ハサミなどで穴を開けてしまってもOKです。

後で鼻緒をさす時に穴を広げる方が無難です。現段階では穴は小さいままにしておきます。

鼻緒と前緒を作る
型紙にあわせて、
- 前緒
- 鼻緒 外側
- 鼻緒 詰め物
を裁ち落とします。

↓の写真で左から、
- 前緒は1cm幅に四つ折りしてアイロン、
- 真ん中の水色の生地は、鼻緒の中に詰める用です。幅34cmで半分半分におりたたみます。
- 鼻緒は2cm幅に四つ折りしてアイロンです。

たたんだ鼻緒を中に詰めます。

ミシンの直線縫いで、鼻緒の端を縫い合わせます。

前緒も同様に、端を縫い合わせます。

鼻緒・前緒を固定
ハサミで、ぎりぎり鼻緒・前緒が通るくらいに穴を広げておきます。

鼻緒の端2cmを左右の穴に通します。

鼻緒・前緒の固定用に、PPシートを型紙の通りに切ります。これを3つ作ります。

裏側に通した鼻緒の端を、そのPPシートに縫い付けます。ミシンの直線縫いですが、針が折れないように太めの針で、電動ではなく手動の手回しで一針ずつさしていった方が無難です。

前緒を鼻緒に引っ掛けて、底面の穴に通します。

前緒の両端を広げて、PPシートに縫い付けます。

下から見たところ。

下からの全体像です。

底を貼り合わせる
強力な接着剤で、底のクッションマットと布を貼り合わせます。

今回使ったのはダイソーで買った強力瞬間接着剤です。

端から真ん中へと貼り付けていきます。

シワがないように、布を少し引っ張りながら貼ります。

端から端まで貼り付けたら、脇で浮いてる布に、隙間から接着剤を貼り付けて、漏れがないようにします。

一応ボンドでも接着できますが、雨天時は溶けてはがれるので使えません。

ボンドの場合は、塗ってくっつけたら、洗濯ばさみで周囲を固定して放置します。
完成
接着剤が乾いたら完成です!

ご質問や他のサイズの型紙希望など、コメントどうぞ☆
