茶道の茶箱の作り方 百均の材料で

185835937_644577326500104_3773074329274364264_n

ハイクオリティな茶箱を百均で

茶道の道具は買ってもいいのですが、安いものでも一つ一つ買いそろえていくと結構な金額になります。
百均の材料で作れば安いし、あなただけのオリジナリティと思い出のつまった道具になります 😀
材料と道具は安くても、このページのやり方で高品質な見栄えになります。

完成写真

ニスとベニヤ板でも、こんなに本物らしい仕上がりになります☆
185388521_290828379423794_7224183935390173395_n
185855934_575300753447460_175429523536624430_n
184973500_345835066959789_8153696355980438694_n
難点はニスなのでホコリをかぶると目立つこと、ホコリをふき取りづらいこと。
水性ニスであれば水で色落ちします。

材料

ベニヤ板

PXL_20210506_011342540

セリアで買いました



ニス 色の濃いのと薄いのを2種類
PXL_20210510_001836614

セリアで買いました



道具も百均で買いました。

  • ノコギリ
  • ヤスリ
  • ボンド

出来上がりサイズ

この数値は作る上で特に必要ないのですが、参考までにお知らせします。
「だいたいどれくらいの大きさのが出来上がるのかな?と疑問をお持ちの方は参照してくださいね。
■ 箱(cm)
外枠 21.2 × 14.2 × 10.2
内枠 20.6 × 13.6 × 12
■ 蓋(cm)
外側 21.3 × 14.3 × 2.9
21-05-14-16-18-18-243_photo 21-05-14-16-19-03-481_photo

ベニヤ板を切る

今回百均で買ってきたベニヤ板は45cm × 30cm、厚さ3mm、3枚です。
買う際に縦横はこのサイズでなくてもOKですが、切る際に厚さは3mm固定で設計してありますので、必ず3mmで買ってください。
PXL_20210506_011342540

茶箱は箱と蓋の2部構成ですが、↓は箱のために切った板です。(cm)

外枠 横:21.2 × 10.2 2枚
内枠 横:20.6 × 12 2枚
外枠 縦:13.6 × 10.2 2枚
内枠 縦:13 × 12 2枚
底面1:20 × 13 1枚
底面2:20.6 × 13.6 1枚

PXL_20210506_072537986

図で解説しますと、まずはこのような箱の板を5枚作ります。
20210516_1_1
そして、その内側にもう1枚ずつ板を重ねます。これは補強のためと、蓋をかぶせる内枠のためです。
20210516_1_2

↓は蓋のための板です。(cm)

上面1:20.7 × 13.7 1枚
上面2:20.1 × 13.1 1枚
外枠 横:21.3 × 2.9 2枚
外枠 縦:13.7 × 2.9 2枚

PXL_20210511_080517462

図ではこのようになります。
20210516_2_1

ここに、もう一枚少し小さな上面を作ります。
20210516_2_2

上記のサイズになるようシャーペンなどで線を引きます。ノコギリで切った線は1mmほど削られますので、四角の隣同士は1mmほどあけて書きます。
PXL_20210506_063321870
そして、ノコギリで切り落とします。

ヤスリをかける

切ったばかりの切り口は、このようにザラザラしています。
PXL_20210506_102246753

ここを、紙やすりなどでなめらかにします。
PXL_20210506_103644479

貼り合わせる

まずは箱ですが、板をこのように配置します。
PXL_20210506_103951158

底面

底面は二枚ありますが、小さい方の底面にボンドを塗ります。
PXL_20210506_104657429

大きい方の底面に貼り付けます。全ての端(4辺)で大きな底面が約3mmずつ見えるように、均等に真ん中に貼ります。
PXL_20210506_104832302

内枠

その端の隙間3mmの角に、ボンドをしっかりと塗ります。
PXL_20210506_105042297

内枠 横:20.6 × 12 2枚
内枠 縦:13 × 12 2枚

この4枚を、垂直に立てて貼ります。
PXL_20210506_105409698
PXL_20210506_105434219

内枠の板同士の接する部分にもボンドを塗って接着します。
PXL_20210506_110209979 PXL_20210506_110416236

外枠

さらにその外側に、この4枚を貼ります。

外枠 横:21.2 × 10.2 2枚
外枠 縦:13.6 × 10.2 2枚


ボンドを塗ります。
PXL_20210506_110636404

貼り付けます。
PXL_20210506_111513650

このようになります。ボンドのはみ出た部分はニスが乗りにくくなるのでふき取っておきましょう。
PXL_20210506_111551408

全て貼ったところ。
PXL_20210506_111911128

今回のベニヤはゆがんでそっていたので、隙間がなくなるよう、ボンドが乾くまで本で重しをしておきます。
PXL_20210506_112204865

乾いたところ。
PXL_20210506_144316034

上面

上面は大小2枚あります。
PXL_20210511_114055980

わずかに小さい方にボンドを塗ります。
PXL_20210511_114322013

端に隙間が3mmできるよう、均等に大きい方の真ん中に貼り付けます。
PXL_20210511_114402855

外枠

その隙間3mmに、ボンドを塗ります。
PXL_20210511_114632185

この4枚を垂直に立てて貼り付けます。

外枠 横:21.3 × 2.9 2枚
外枠 縦:13.7 × 2.9 2枚

PXL_20210511_114736905
PXL_20210511_114940378
外枠同士が接するところにもボンドを塗ります。

今回は上面がゆがんでそっていたので、重しを乗せて乾かします。
PXL_20210511_115339077

乾いたところ。
PXL_20210511_220454355

ニスを塗る

ニスを塗らずこのままで完成としてもいいのですが、ニスで色を付けたり光沢を出したりできます。

※ 今回は色付きのニスなので2色使いましたが、木目を出したい人は色なしの透明なニスだけでOKです。

1色目は薄い色(明るい色)から塗ります。↓だと細い筆ですが、太い方がキレイにできます。
PXL_20210506_222308646

同じ方向に均一に塗ります。
PXL_20210506_231711496

乾いたら2色目として濃い色(暗い色)を塗ります。
PXL_20210509_071858138

2色目を1度目塗ったところ。
PXL_20210509_072404744

乾いたら二度三度と重ね塗りして、1色目が見えつつも2色目がしっかり出るような濃さにします。
PXL_20210509_074414348

蓋も同じく2色塗ります。
1色目を上半分塗って乾かします。
PXL_20210512_112451740

ひっくり返して下半分も塗ります。
PXL_20210513_011617467

2色目の1度目の塗り
PXL_20210513_101206359
PXL_20210513_104023172

2色目の2度目の塗り
PXL_20210513_114606987
PXL_20210514_023001661

完成

これで完成です!お疲れ様でした。
185855934_575300753447460_175429523536624430_n

何か質問などあればコメントでどうぞ^^

当店について

着物を気軽に

当店について

 

型紙

和裁の知識がなくても和服が作れる、かんたんな型紙

型紙

 

反物

合成写真で仕立て後を想像

反物

 

羽裏

浮世絵を内側にまとう

羽裏

 

動画で学ぶ

Youtube

動画で学ぶ

 

ふだん着物辞典

ノウハウを集めました

ふだん着物辞典

 

ブログ

店主の着物活動について

ブログ

 

工房

作り方を学びましょう

工房

 

お問い合わせ

質問などはお気軽にどうぞ

お問い合わせ

 

Facebook

最新情報を受け取れます

Facebook

 

Instagram

最新情報を受け取れます

Instagram