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着物に使える洋裁生地
生地の幅は110cmくらいあると、着物を仕立てるのが楽になります。
縫い合わせる個所が減るからです。
洋裁用の生地はたいてい110cmほど幅があります。
でも、全ての洋裁生地が着物に使えるわけではありません。
着物らしい風合いがないものが多いからです。
今日は、着物にも使える洋裁生地を具体的に紹介します☆
店主が実際に使ったことのある生地なので、自信を持ってオススメできます。
三河木綿
もともと着物用の生地が、洋服としても使われるように幅を反物サイズから110cm幅にしたものです。
そのため生地感としては問題なく着物に使えますので、あとは好みの色柄を探すだけです^^
三河木綿
三河木綿は、愛知県三河地方で昔から作られてきた木綿です。
久留米絣
こちらも着物用の生地が洋服用の幅になっただけのものなので、そのまま着物にできます。
久留米絣
久留米は九州の福岡県にある地名で、絣は織り方によって柄を出すことです。写真のように十字になったり矢印になったりするのが典型的な絣の柄です。
サザンクロス
織りによって表情のついた綿100%の生地。無地ですがのっぺりすることはなく、紺や黒などは使いやすい生地です。
サザンクロス
デニム8オンス
デニムは特にこだわりがなければ、どの店のデニムでも8オンスなら買ってそんなに失敗することはないと思います。ストレッチは好みですが、横ストレッチなら問題ないでしょう。縦ストレッチは着づらくなるので避けた方がいいと思います。
デニム 8オンス
ツイード
アクリル95%素材で暖かいです。ストレッチが効いていますので縫うのにちょっと手まどうかも。幅145cmと、すごく幅広なので、他の生地と比べてそんなに長いサイズで買わなくて大丈夫です。
ツイード
ヒッコリー
ヒッコリーはデニムの一種で、紺地に白のストライプ柄です。綾織で柔らかな感触。
※ ただ今売り切れ中みたいですが、再入荷を期待しています。
ヒッコリーストライプ
播州織
兵庫県の一地域で作られる織物です。こちらの生地は麻混じりのため適度にハリがあります。
綿麻 チェック
買ってみたいもの
ここからは店主が買ったことがないんで自身が持てませんが、目を付けているものです。
あづみ野木綿
ありそうで無いのが無地の木綿。ついつい派手過ぎる柄が多くなってしまうようですから。買ってみたいです~^^
「安曇野」は長野の中部なんだそうです。生地を通して日本の各地を知る旅。いいですよね☆
しじら織り
浴衣でよく使われる凸凹のある生地ですが、関東エリアはもう5月から暑いですから、しじら織でさわやかに涼しく過ごしたいものです。
こんな伝統素材でも洋裁の幅で作られているものがあります。
シアサッカー
しじら織のことを「シアサッカー」と呼んで売られている場合もありますが、同じものです。
色柄は洋服的でも浴衣として仕立てれば自然に見えるものもあるでしょうから、探してみたいですー(^^