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畳を買わずに作る
最近は茶室を作るプロジェクトを進めてます^^
その過程で、畳が必要になったんです。土台の上に乗せる畳です。
こういう無印良品の衣装ケースを土台にして、その上に畳を乗せるんです。
一段上げることで、炉縁を付けられるんです^^
でもここにゴザを直接乗せて座ると座り心地が悪いし、衣装ケースが痛んでしまうんです。
なのである程度の厚みと強度のある、普通の畳と同じくらいの厚みの畳を作ろうと思います。
サイズは、今回は半畳の畳を作ります。
すでにこのような半畳の畳が2つあるので、ここに加えて
- 半畳の畳を1つ
- 炉を切った畳を1つ
作ろうと思います☆合計2畳の広さの茶室になる予定です。
畳を買うと、半畳のだと一つ5千円くらいはしますから、もっと気楽な値段で手に入らないかな?と思って自分で作ることにしたんです。
畳を4枚ってとても場所を取るので、保管も大変です。DIYしてお金がかかってなければ気楽に捨てられますからね。
畳の構成
本来、畳はこんな3つのパーツで構成されています。
畳表(たたみおもて)、畳床(たたみどこ)、畳縁(たたみべり)。
今回はこれを、ゴザと段ボールで代用します。
サイズ
段ボール部分は、すでに持っている畳のサイズに合わせて、81 x 81 x 3 cmとしました。
段ボール1枚の厚さを0.5cmとして、6枚の段ボールを重ねて合計3cmの厚さにします。
1枚だとフニャフニャな段ボールも、さすがに6枚も重ねるとシッカリしてきます 😀
別のサイズで作りたい方は、適宜手順を読みかえてくださいね!
材料
必要なのは、
- 段ボール : なるべく81cmより大きなサイズ。でも小さくてもつなぎ合わせるのでOK
- すずらんテープ : 段ボールをつなぎ合わせるのに使います
- OPPテープかガムテープ : 幅広のもので
これくらいです^^
特に今回は畳縁も付けず、畳床にゴザを乗せるだけのシンプルな構成なので、材料はこのように少なめです。
手順
1・2枚目
手持ちの段ボールの中から、大きい順に下から重ねていきます。
この段ボールは閉じた状態で既に81x81cmを超えているので、そのまま加工なしでOKです。
これで2枚重なったことになります。
3枚目
この段ボールは閉じたままだと縦横ともに81cmを超えないので、開きました。
これにより横幅が81cmを超えました。
しかしまだ縦が81cmに足りません。
そこで、右側の余りを切り落とし、上に付け足します。
ここでポイントは出来上がりサイズの81cmぴったりには切りません。5~10cmほどは余裕を残しておきます。
同様に、上に継ぎ足して縦が81cmよりもゆとりがあるのが、むしろ望ましいです。
テープ(OPPテープやガムテープなど)で、継いだ個所を固定しておきます。
4枚目
同様に、新たに段ボールを開き、横を切って継ぎ足します。テープで固定します。
5枚目
6枚目
同様に重ねていきます。
これで重ねるのは終わりです。厚さはだいたい3cmになります。
出来上がり線を引く
左下の起点から、81cm × 81cm のサイズとなるように線を引きます。
重ねた段ボールを固定
左と下を基準に段ボールを重ねてきましたので、この2辺で6枚の段ボールをそろえます。
そしてテープ(OPPテープやガムテープ)で外側の段ボールだけでいいので、固定します。
重ねた段ボールに、ドリルやキリで穴を開けます。
すずらんテープが通るように8mmくらいの太さがあると良いです。
穴を開ける個所は、合計4か所。まずは下から20cm、出来上がり線の左右から20cmくらいのところに2か所開けます。
段ボールが中でズレやすいので、1つずつ開けた直後にすずらんテープを通していきます。
2か所通して、すずらんテープを結びます。
同じように、上の出来上がり線から20cmくらい、左右の出来上がり線から20cmくらいのところにも2つ穴を開けて、すずらんテープを通して結びます。
※ 何層もの段ボールをすずらんテープが通過しにくい場合には、すずらんテープの端を結び目にして、それをドリルかキリの先端で押し出すと通り抜けやすいです。
切り落とす
ノコギリで出来上がり線に沿って切り落とします。
切り落とした余りは捨てます。
完成
今回はゴザを段ボールに包まず、これで完成です。
段ボールの畳床を衣装ケースに乗せ、
その上にゴザを乗せて終わりです。
昔は稲を刈り取った残りのワラが身近にあったから畳床に使っていたのでしょうが、いまや僕らの時代は段ボールの方がむしろ身近で安価です。
この方がむしろ、僕らにとってよりリアルな和の生活になると思うんです~^^
何か質問などありましたらコメントをどうぞ。