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こいつぁマジでスゴい
いやー今回はほんとすごいお知らせですよ。
今までまじめに「線を引く」→「はさみで切る」を繰り返して帯を作っていましたが、ロータリーカッターでさっと切るように、プロセス改善を試みました。
結果:なかなかイイネ! 自分用なら即実践可能で、コツをつかめばお客さん用にも使える。
機器
「ロータリーカッター」とか「ディスクカッター」と呼ばれるもので、オフィスのOA機器でよく登場するアレです。紙をまとめて裁断などしますよね。
カール ディスクカッター A3 DC-2A3N
↑は楽天の安い順ですが、僕はAmazonで送料無料で3,184円で買いました。
これ、A3サイズなんですがA2サイズだといきなり価格が1万3千円とかまで上がってしまうんです。ちょっとまだテスト段階なのでそこまでは思いきれないので、とりあえずA3サイズを買いました。
サイズ
A3ということは、462mmの幅まで切れるのです。
110cm幅の洋裁地なら、3つに折りたたむ必要があります。
A2なら654mm幅となり、2つ折りで済むのです。
すると裁断ミスの確率が減ったり、たたんだ際の生地のズレも減り、あとは分厚い生地でも枚数が減るので切れるようになります。
たぶん3つ折りだと、分厚いデニムは切れないと思います。
実際やってみた
さて、やってみた経過を写真で追ってみましょう。
こちらは綿100%薄手の生地。ふにゃふにゃです。
これを、柄をそろえて三つ折りにします。
ロータリーカッターにセットします。長さも計れる機器です。14cmにセット。
では切ります。動画で初のカットを収めました。
いやー感動的!さくーっと簡単に切れました!
こりゃ効率的だぁ。
効率的で何が嬉しいかというと、販売価格を下げられるんですよ。するともっと多くの人が商品を買えるようになるわけです。
切ったモノはこちら。上端がスパァーっとしてます。
二枚目。上端も下端もスパァーっとしてます。
4枚できました。これらを後でつなげます。
今度は綿20%、麻80%の、ちょっと厚手。うまくいくでしょうか。
そもそもカッターの下にセットしづらかったです、分厚いのを三つ折りなので。カッターの持ちあがる高さってすごい低いのでー、通過しにくいし、その間にたたんだ位置がずれるしー。
でもなんとか切れました。でも1枚目は失敗。三つ折りの一番下が切れていず、やり直したら切れ目がずれました。。こういった分厚い生地の場合は強く押さえて何度も往復して切らなきゃみたいです。
なんとか4枚そろいました。2枚目以降はスパァーっとしてます。
つなぎ合わせたところ。そういえば僕は普段、自分用の角帯は通常の4mではなく短い3mの長さで作るんですよ。なので、上述の4枚のうち3枚しか使っていないです~。
4mもの長さだと、しめててちょっとウザくないですか?どうしてみんな4mの角帯を使うのか不思議~。それしか売ってないからですかねぇ。当店の角帯も、3mっていう選択肢を設けようか考えます。
こちらがアイロンをかけたところ。ピシッと見えますが、実は接着芯を入れていないので、けっこうふにゃふにゃなのです。自分用なので、手を抜けるところを抜きまくるのです~。
着用写真、クリスマス柄側。
着用写真、猫柄側。
所感
着物もそうですが、帯ってまっすぐ切って縫うだけなので、今回のロータリーカッターは非常に有用だと思います。しかも3千円台で買えるなら、非常に現実的ですよね。
今まで線を引いて切って。。ていうプロセスがメンドいなぁと思っていた方、僕だけじゃないですよね?きっと。
すごいオススメです!