コストカット1.生地を細切れに使う
元々当店では和裁用の反物ではなく洋裁用の生地を使うことで原価を安くしています。
しかし帯については4メートルもの生地を買ってきて、細長く切り落として他の部分は使わないいのです。もしくは次の帯の注文が入るまで在庫として持っておく必要があります。
これは在庫リスクであって、一般的に商売ではそのまま販売価格に上乗せすることになります。
この在庫リスクをなくすべく、4mも一度に買ってくるのではなく、1mだけ買って細長い生地を4つ作ります。この4つをつなげて一本の細長い生地にするのです。一番上の写真で、二つの帯のうち上の方が細切れにして作った方です。縦に縫い目があるのが分かると思います。
すると無駄な在庫を抱えず、むしろ多くの種類の生地を商品のバラエティーとして持っておけます。
コストカット2.工数を減らす
帯は基本、縫い目が外から見えないように、くける(動詞です。縫い目の見えないように手縫いする方法)必要があります。
しかしミシンで容赦なく外側から縫って、縫い目を出してみました。拡大写真はこちらです。上がミシン、下がくけたものです。
間近で見ると分かりましたが、普通男性の腰に目を近づけることってないですよねw
こちらが引きの写真です。
縫い目見えないですよねw
ということで、帯はこの手法で、販売価格1980円~2480円を目指します。
コメント
男物だったら、ミシン目が目立たないから大丈夫ですよね。でも縦の線はちょっと…残念な感じになってしまわないか心配です。
そうですね、女性だと帯が幅広いので、縫い目あったら絶対目立ちますよね。
縦の線、僕もだいぶ心配でしたw、縫ってみるまでは。暗い色で柄がずれても大丈夫なものは遠目に見て分からないみたいです。
明るい色の場合でも目立つかは、ちょっとやってみたいところです。
図、いいね。
親切。
やった、がんばって作ったかいがあった^-^