前回「着心地を良くする工夫1:帯をきつくしめない」と「着心地を良くする工夫1-B:紐で結ばずトグル/ボタンで留める」の続きです。
腰紐や角帯で強く締め付けることで着崩れを防ぐと、一日中着るには締め付けがつらい。
紐を着物の両端に縫いつけると、生地の痛みが怖いし、毎回結ぶのが面倒。
トグルを着物の両端に縫いつけると、これも生地の痛みが怖い。
そこでボタンを使ってみました。
↓の写真のように、着物の脇の縫い代があるところにボタンを縫いつけます。ここなら何重にも布が重なっているので、生地の痛みの心配が無いです。
さらに、トグルの時のように紐で引っ掛けるのではなく、衿の末端にボタン穴を開けてしまうのです。
僕自身の着物にハサミを入れるのは、かなりためらいましたが。。えいやっとやってしまいました。
↓の写真の通りです。ボタンの位置を間違えた。。とても目立ちますw 角帯で隠れるように、もうちょっと上に縫い付けるべきでしたね。目立ちますねー。ボタンの色とサイズをおさえれば目立たなくなるでしょうが。
後姿は特に違和感がありませんね。
紐やトグルと比べて、着物の端を体に沿うほどに引っ張れないので、結構ユルいです。ボタンを掛けた後で、改めて着物を横に引っ張る必要があります。
ただ良いのは、長く着ていても着崩れにくいことです。長時間着ている時に、たまに着物の端を左右に引っ張って着崩れを直しますが、その必要になる頻度は下がります。
- 生地の痛みの心配がない
- ボタンの位置を間違えると目立つ
- 紐やトグルほどの効果がない
ということで、このまま着てみて、次のアイディアが出てくるのを待ちます。