前回「着心地を良くする工夫1:帯をきつくしめない」では「着物の両端を紐で固定すると帯をきつく締めずに済む」と書きました。
その後しばらくその方法で着続けてみたところ、さらなる改善点を見つけました。
帯をゆるく締めることで着物生活は楽になりましたが、毎回紐を結ぶことが面倒になってきました。単なるちょうちょ結びではありますが。
紐ではなくトグルをつかってチョンとかけるだけ。トグルとはコートなどに使われる留め具です。
ひっかける紐の輪はこのようなもので、着物の外側にチョンと付けます。角帯に隠れて見えなくなります。
こちらが着用時の写真です。
帯を巻くとトグルは見えなくなります。引っ掛けるだけなので、かなり楽になりました。
前回の記事での懸念は2点ありました。その後2週間程度、頻繁に着てみた結果をレポートします。
1.縫い付けた長着の生地が傷んで切れるのでは
特に生地が切れるとか紐が見えるといったことは起きていません。当て布でうまく生地を保護できているからだと思います。
しかし着付け時に強く引っ張ったり、日常動作が大きく激しければ生地が痛む可能性があるので、商品化した場合には注意してもらうかメンテする前提にする必要がありそうです。
2.角帯に隠れた紐がチラリと見えたら恥ずかしいかも
トグルを僕自身の体格に合わせてちょうどの位置に縫い付けているので、紐が見えにくくなっていました。商品化した場合には角帯を取り付ける位置をなるべく正確に把握する必要があるかもしれません。
とは言えど、紐が見えたとしても長着と同系色なので問題ないとは思います。トグルもむしろかっこいいのではと。。
今度はしばらくトグルで運用して、また考えてみます。
それにしても、本当に楽です、角帯だけで固定する時と比べて (*^o^*