過去記事
イベントレポート:第二回ワークショップ 名古屋帯
名古屋帯の作り方パワポを無料で公開
ワークショップ第3回「半幅帯」&第4回「名古屋帯」参加者1名ずつ募集
2016年2月の、名古屋帯のワークショップ二日目です。
参加者の一人は初日で名古屋帯を完成させたこともあり、所用のため2日には来られませんでした。
そこで二日目はもうお一人とマンツーマンとなりました。
こちらは初日の接着芯を貼る段階で完成度としては半分くらいでしたが、2日目の午前中で最後まで完成させました。
いやー見事です。インドからの生地だそうです。長着とのコーデが楽しみです!
この参加者さんは生地をもう一つ持ってきていたので、僕が手のあいている間に線を引いて接着芯を貼っておきました。
そして続きを午後一杯で完成。
これもきれいですよね~写真では伝わらないですが、もっと紫が鮮やかなんです!柄の出方もドンピシャ。
写真では優雅に見えますが、我々はなんとかして二つ目の名古屋帯を完成させたくて夢中。汗をかくのも忘れての作業です。
手縫いも手馴れていました。「くけ」とかスイスイです。
二つ目の生地に接着芯を貼り、裁ち落としているところ。
※ 通常出来上がり線の大きさだけ接着芯を切り取りますが、薄手の生地はコントロールがきかなくて線を引けません。そこで縫い代ごと接着芯に線を引いて、貼ってから裁ち落としました。
やっぱ第一回ワークショップ@渋谷と違い、自宅なので何でもできます。
まずは朝、集まると紅茶から始まります。別のポットに茶葉が入り、実際のサーブは写真のポットで行うダブルポット方式。
お昼過ぎはスペシャルティコーヒーを豆からゴリゴリ挽いて淹れます。
夕方はアールグレイで、ティーポットも変えて中国風で。
こうして見ると、やっぱり店主はワークショップ中、あんまり和裁関連の仕事していないんですよw 困った時に助けたり、パワポ見て説明が必要な時にしゃべるだけ。
もっとエンタメにしたいんですけどね、焼き菓子焼いちゃったりとか。
今回の参加者はお二人ともに生地が大好きな方々でした。どこの国の生地がイイとか、その質感がタマランとかw
考えてみたら帯を自分で作れれば、安くなるのは確かに嬉しいのですが、自分の好きな生地を何でも選べることがもっと嬉しいことだったり。
海外旅行で出会ったサリーとか、中国の刺繍とか、はたまた自分で刺繍した生地を帯にするとか。
僕は最近デニムの長着を縫っているもので、デニムに恋してしまうんですよね~。生地ごとに10時間ほどガッツリ向き合うので、情が湧いてくるというか。
今回はお二人ともに「くけ」が通じて驚きました。僕がやってみせようと、生地と針まで手にしたものの、特にお見せする必要もなく進んでいました。
玉結びとかも解説する気満々でしたが、それも不要でした。すごいなぁ。
半幅帯であれば会費8千円なので、4人集まれば利益出なくても、新幹線乗れなくても気合で行きますw 場所によりますが、関東からちょっと出たエリアくらいなら行けるはずです。東海とか東北とか北陸とか。
現地で場所を手配して頂いて、ミシン・アイロン・アイロン台をご用意頂ければ大丈夫です。
今回のワークショップでは、参加者さんお一人は1日で完成しました。
もうお一人は完成に1日半かかりましたが、生地が薄かったため接着芯を二重に貼っていたんですよ。
型紙があれば、順調に進むと8時間で完成すると思います。
すると午前9時半に開始して、お昼休憩を30分して午後6時解散とか?もうちょっと早く終わるかも?
ちょっと長時間にはなりますが、1日で習得したい方にはいいかもですね。
僕としてはしゃべったりお茶したりしながら、遅く始めて早く終わり、のーんびり2日かけてもいいかななんて思っておりますがー。
次回は参加申し込みと共に希望を取ってみようと思います^^