今日は突然横浜から、二人のビジネスマンにうちにお越し頂くことになりました。
二人は既にウェブサービスを立ち上げて収益を上げているのですが、そこに僕も一枚かませてくれるのだそうです。
「横浜まで行こうか?」と聞いたら「いやそっち行くよ」とのことなので、せっかくなのでスタバでミーティングではなく、うちで茶会しながら話そうということになりました。
というのもあまり実務的な話ではなく、お客様2人のうち一人は僕にとって初対面だったので、顔合わせのようなものだったからです。
二人とも堅苦しいサラリーマン然とした感じではないので、和室でミーティングもいいよねと同意してくれました。
和室を整え軸をかけ、香を焚き、花をかざり、湯を沸かし、二人を駅に迎えに行きました。
連れて戻ってドライフルーツの羊羹を縁高に入れて出し、更好棚で濃茶(伊藤園 万暦の昔)。二人とも茶会が始めてなのに加え濃茶も始めてだったようで、飲んで「すげーなこれ」とか言ってましたw
そして錦玉糖と甘い煎餅を出し、薄茶。この辺からようやくビジネスの話が出てきました。しかし和室にホワイトボードがないので、技術的な話はつらい。
・・・のサーバから・・・のデータベースにつないで、それをバッチで飛ばすじゃん?それって効率悪いじゃん?
とか。
でもまぁ、その辺りの技術面は「どうにでもなるでしょ」という結論で落ち着き、まーやってみながら考えるべという方向になりました。
でもさらに茶道の面からつらいのは、風炉の場合、僕が亭主としてお話したい時に向ける方向の限界は客付なんですよね、僕が習っている中で想像する限りでは。道具畳から斜め45度までなので、完全に次客に向けるわけではない。
それでも二人とも、喜んで帰っていきました。普段とは全く違う種類だがとても良い雰囲気を味わいながら仕事の話をするのもまたいいものだなと。
きっとアイスブレイクになりますよね。昔の人もこうやって茶を使っていたかもしれないですね^^
この記事では着物について触れていませんが、着物はあえて着ませんでした。茶の空間でさらに着物を着てしまうとかなりコアになり、初めての人はひいてしまうんじゃないか、そしてビジネスの常識を持っていない人ではと思われてしまうと危惧したためです。
ま、結局その初対面の人が帰った後、もう片方と京のおばんざいの飲み屋のカウンターで、一杯やってきたんですけどね、着物着て^^
これが僕の思うCool Japanね。