茶道:応用するには基本の学びが必要なんだなぁ。学びたいことを挙げてみる。

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基本を知らないことに気づく

最近は↑のような茶碗を自分で作ってみたりしていますが、自分オリジナルでいろいろやろうとすると、基本を知らないことに気づくのですよ。
何らかの基本に準じて応用をしないと、はたから見て不自然ですし、無理が生じてしまいます。
こういう時に体系的な知識がないと、とっさに応用がきかないのだなぁと懸念している最近なのです(^-^;
では、僕の分かっていないポイントを挙げてみます。

棚の扱いを分かっていない

この動画は、棚を自宅にあったスチールラックに置き換えた点前です。


おかしいのは、横長のスチールラックなのに茶入と茶筅を流して置いてしまったこと。斜めに流すスペースがないことに動画撮影中に気づいたけれど、とっさに修正するだけの知識も自信もなかったのでそのまま斜めのままに進めてしまいました。
長板や誰が袖棚、さらには台子ならどうするか、普段から把握していればその知識をベースに応用できたはずです。

貴人清次の千鳥板の扱いを知らない

先日コーヒーを使った点前が無いようなので作ってみましたが、使い終えたドリッパーの置き場に困り、建水の中に沈めてしまいました(^-^;


このことをお茶をやっている友人に話したところ「貴人清次の千鳥板に置けば良いのでは?」とのこと。
板だとドリッパーの残りの水分が漏れて流れ出てしまいますが、それと同じ扱いで皿を持ってくればスマートにドリッパーを置けるはず。
ここも学ばないといけません。

逆勝手を分かっていない

先日カジュアルな茶会の手伝い(お運び)をしたところ、正客が一番右側で、その左側に連客が並ぶ形でした。
そんな中で僕は、お点前さんが点てたお茶を取りに行くときと、客にお茶を運ぶときに立ち上がる最初の一歩目がどちらなのか確信がありませんでした。
カジュアルなので誰も気にしていませんが、自分の中ではしっかりやっておきたいものです。

また、茶室をレンタルした際に、逆勝手でないと道具をふすまの陰に隠しておけないという部屋がありました。
そんな時でも着実に、かつ全体に目を配りながらでもできるようにしておきたいのです 🙂

拝見がかからない点前を分かっていない

僕の茶会での正客は茶道未経験者が多いので、たいてい拝見がかかりません。
通常の稽古や教則本だと拝見のかかることが前提となっているので、普通に過ごしているとなかなか学ぶ機会がありません。僕は茶会のたびに「あれ、どうやるんだっけ?」と人に聞いたりお茶を濁したりしています。
未経験者なので客は気にしないのですが、僕としてはもっとスマートにおしまいの動作を行いたいなぁと思っています^^
風炉・炉、棚あり・なしの4パターン全てで自信を持ってやれるようにしたいです。

曲尺割を知らない

最近読んでいる南方録の現代語訳版によると「曲尺割などは教えず、およその畳の目数で理解させ・・(中略)・・道に入るほどの人が出てくれば、その時は・・(中略)・・初心に立ち返らせて種々の規矩作法を学ばせ」とありました。
そうか、位置関係は畳の目数で把握していましたが、本当は割合だったのですね。
たまに聞くこの「かねわり」ですが、やはり知らないと応用は効かせられないんだろうなぁと思います。
既に代々の家元から伝わってきた棚を使うならその規範にのっとればいいですが、スチールラックなどを使う時にはそういったことを知らないと単に適当で、なんだか気持ち悪い印象になってしまいますからね(^-^

学びと実践の両輪

実践したから分かる学ぶべきポイントですが、「若いうちはとにかく型を学ぶべき」という考え方もあると思います。
どちらが生きてて楽しいかというと。。僕は吸収するばかりの人生は退屈なので、どちらもほどほどに、両輪として進めていきたいと思います。
共に学びたいお友達も歓迎ですよ 😉

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