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着物を貸したら「浴衣っぽいね」とのコメントが。
先日和室でのイベントで、A君に↑の写真の着物を着付けたら、B君が「浴衣っぽいすねそれ。柄も色も。」っていうコメントをくれました。
僕は「いや、これはいちおう着物なんですよー」と言ったら、「では着物と浴衣の違いは何だろうね?」という話になりました。
その場で色々と解説しましたが、小難しい説明よりも写真の方が分かりやすいだろうということで、今日は写真でお伝えします。
詳しい定義は立派な参考書を読もう
今日お伝えするのは、僕の経験からの感覚的なもので、分かりやすさのための説明です。厳密な定義が知りたい方は、図書館とかにきっとそんな本があります^-^
それでは行ってみましょう~。
Q:着物と浴衣の違いは何ですか?
浴衣はパジャマ的で、着物はシャツ的。
でも単体で「明らかに浴衣でしょう」と分かる場合もあれば、コーデにより分かる場合もあります。
ちょっと写真で見てみましょう。
- 襦袢なし
- 足袋なし
- 下駄
- 兵児帯(へこおび。ふにゃふにゃの材質)
という浴衣コーデで、浴衣を着てみます。
「夏祭りに行くぞー」という感じがしますね?^-^
つぎに、このコーデのまま、木綿着物に換えます。
浴衣も木綿着物も木綿でできているので、そんなにイメージは変わらないと思います。でも柄や色が「なんか浴衣っぽくない」と思いません?そんな違和感をちょっと感じます。
次は、ポリの着物で同じコーデ。
浴衣ならポリエステルも紺の色も普通なので、しっくり来ている感がありますね。
それでは、ポリエステルなんですがフォーマルに見える着物で同じコーデをします。僕は普段フォーマルな茶会などに使っています。
これだと。。なんだか変な感じがしてきます。もっとフォーマルなコーデの方が合う気がします。
それでは、逆にコーデを変えてみます。着物のコーデで、
- 襦袢あり
- 足袋あり
- 草履
- フォーマルな帯
です。
先ほどの浴衣です。
明らかに変ですよね?この浴衣は明確に浴衣であって、着物としては着られないのですね。
では木綿着物だとどうなるでしょうか。
着物のカジュアルさと帯のフォーマルさがなんか違和感ですが、色は合っているかも。。くらいです。でも全体のコーデの中に長着はそんなに変じゃなくおさまっていますね。
次はポリの着物で。
まー普通の見た目ですね。そんなに変じゃないとも言えます。やはり帯だけすごいフォーマル感がある気がしますが。。
じゃここに羽織をはおって、さらに着物らしくしてみましょう。
やはりこの長着でも、着物コーデとしてはイケる感じがしますよね。
では最後にフォーマルな長着。
着付け適当ですんませんw
今日は暖かな気候だったので、室内で足袋をはいて襦袢と着物で、とても暑かったのです~^^; 早く着て脱ごうと必死だったんですよw
でも、このコーデならこの長着が一番合う気がしますよね?
では具体例を見たところで、まとめに入りましょう。
まとめると
浴衣っぽい成分は、こんな感じかなと。
- 木綿やポリ素材
- 白や紺の地色
- 縦じまなどの柄
- カジュアル感
- 丈の短さ(くるぶしが出てたり)
それに対し、着物っぽい成分は
- ツヤ感・光沢感
- 素材のしっかり感
くらいな?あんまり挙げられませんがw
その成分があいまいで、着物と浴衣かあいまいなら、どちらのコーデでも使えますよーってことで 🙂
以上で答えになりましたかね^^ ま、写真から感じ取ってみてくださいね 😉
ちなみに
どうしてこれ↓が浴衣ではなく着物だと僕が言っているかというと、その根拠は着物屋で注文した際に「着物ください」って言ったから。これだけw
で、その時の着物屋の担当者さんが「じゃポリエステルだけどいい感じの反物があるから、これで着物作りましょうね」って言ってた記憶があるんです。だからこれは着物だと思っているだけです。
たぶんこれを浴衣コーデで花火大会に行って「それ着物?」って聞かれたら「いや浴衣だよ」って行っても通る気はします。
まーどっちでもいいですよねw