おいもさんのミルク煮です。近所の農家が直販してたんですよ。
目次
そんな働かなくても
若者の過労死のニュースを受けて、最近あちこちで労働時間の話題が出ます。
2010年代の日本を生きるワカモノ的角度から一つ書いてみようと思います。
客としての自分
日本で暮らしていると、もう足りないモノがないんですよね。冷蔵庫、洗濯機、ふとんもあるし。長いことオトナをやっていると、身長ももう伸びないから服も買わないし。
百円ショップには、たいていの生活雑貨はそろってしまうし、近年特に品質は上がってきていますし。
あとはたまに旅行に行きたいとかオシャレなレストランに行きたいとか、ディズニーランドに行きたいとかの、モノじゃない体験くらいしか、お金を使う余地がないんですよね。
でも毎週末ディズニーや旅行も疲れるし、そんなに遊び歩いてもいられない。
なので客としては、もうお金はあんまり使わないですよね。もちろん子供がいれば使うのでしょうけど。
働く人としての自分
ということは働く側としても、やっぱり商売を一生懸命やっても、報われにくい国と時代なんじゃないかなーなんて。優秀なビジネスマンからは怒られそうです。
だってみんな買う必要ないんだもん^^
それに、ベトナムでビジネスを立ち上げる仕事をしていた人が最近帰国して、彼から話を聞いていましたが、日本はどの商品・サービスでもレベルが高過ぎて、新しいビジネスを立ち上げる余地がないのだそうです。価格も安くて品質は高い。
ということで、いくら残業してがんばったって他社との競争にそんな簡単に勝てるわけでもないので、残業代はもらわずに、出世もあきらめて、さっさと帰ってほどほどの給料でやりくりした方がいいんじゃないかと。
家事
ほどほどの給料でやりくりするには、今まで外注(買って済ます)していたものを内製(自分でやれるようになる)する必要が出てきます。
例えばコンビニで弁当を買って夜は定食屋で食べていたのを、両方スーパーで食材を買って自分で作るとか。焼き菓子も自分で焼くとか。
外に飲みに行くのではなく、自分で料理して、器を選んで、テーブルを飾って友人をもてなすとか。
自分たちで遊びの企画をして、自分たちのトークで盛り上げるとか。(これは家事じゃないですねw)
ちょっと穴のあいた服を、自分で裁縫して直したり。カーテンを自分で縫ったり(これね、簡単な上に原価めっちゃ安いです)。
洗濯・皿洗いのために家政婦を呼ばないで自分でやるとか^^
挙げてみるとどれもクリエイティブで楽しい作業です。残業せずに帰宅して、自分で食材を選んで家で料理を毎日すれば、無駄で不健康な調味料を入れないですし、毎日やっていれば料理がうまくなりますよね。
そうして久しぶりに外食をして中途半端なレベルの場所で食べてしまうと、「あ、これ自分で作れるわ」とか思っちゃうようになるんですよね。
だったら残業代を稼いで人に場所代・調理代・在庫コスト・宣伝費 などを払うくらいなら、普段の食事は自分で食べた方が安全でおいしいわい、ということになりませんかね?
料理に限らず全ての家事に言えると思います。
家計簿
仕事をして入ってくるお金を増やせればベストかもしれませんが、なかなか収入の増えづらい世の中の模様です。
そこで、もう多くの人がやっているとは思いますが、家計簿をつけて正確に
- 今月の支出が先月までと比べて多かったのか/少なかったのか チェック
- 支出を分類して、その原因を特定する
- 貯金や支出の3ヶ月単位の移動平均を出して、今はどんな大きな流れにあるのかも見てみる
といったことを毎月行なっていれば、そうそう破産しませんよね。
攻めより守り
単に「なまけたい」のではなく、ムダにフルタイムや残業で働いていると感じたら、その限られた時間を少し、守り側に費やしてみてはどうか、ということです。
たくさん働いて残業代で服を買い込むのではなく、出世と残業代をあきらめて、それより自宅で安全でおいしいものをリラックスした空間で食べようよ、的な。
英語などのスキルアップで収入が上がればベターですが、自分がおいしいと思える料理を作れるスキルを毎日磨いた方が、コスパ(費やした時間あたりで得られる幸せ)いいと思うのは僕だけでしょうか 🙂
会社に悪意があるわけでもなく、今すぐ法律を変える必要性もそんなにない。という気を、僕はしています。
懸命に働くのが心底好きな人種がいますから、そちらにまかせて、僕らはゆったりおしゃべりでもしていましょうよ~^^