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丸盆は作れる!
丸盆を作りたい!という人はなかなかいないとは思うんですが、提案です 😀
今回僕は、自分で編んだ茶籠に合わせたサイズぴったりの丸盆がほしくて、作ることにしました。

作れると何がいいかというと、
- 自分オリジナルなサイズや色・柄の盆が作れる
- 自分で作ったから思い入れが生まれる
- 市販品のも自作のも、壊れたら直し方が分かる
- 職人のすごさが分かる、工芸品の見どころが分かるようになる
ということなんです 😀
なので、作り方だけでもぜひ見てほしいです~☆
完成品
今回作ったのは、このような丸盆です。

ホッチキスで接合しています。

ニスを塗ったので表面がツルツルです。
材料
- プラダン(プラスチック段ボール)
底面に使います。軽いのに折れにくい素材です。

- PPシート(ポリプロピレン)
側面に使います。曲げやすい素材です。

- アクリル絵の具
今回は黒ですが、好きな色でOKです。

- ニス
今回はリキテックスという、漆のようにツヤのあるニスです。これだけ百均ではなく、ヨドバシで現在462円送料無料です。

作り方
切り落とす
プラダンにコンパスで円を引きます。うっすらと黒い線が入っているのが見えるでしょうか。
直径27.5cm、半径だと13.75cmです。

線通りにプラダンを切り落とします。これが底面になります。


※ 僕の持っているPPシートが短かったので2枚にしましたが、89.3cmの長さがあれば1枚で、89.3cm x 3cmに切り落として使います。
細長く切った2枚のPPシートは、あらかじめつなげて1枚にしておきます。ホッチキスで2~3回ほど留めます。

※ この写真だと底面との接着作業をしながらPPシートをつなげていますが、これだとやりづらいです。
PPシートはぎりぎりホッチキスが貫通しますが、2枚まとめると貫通しないことが多いです。それどころが1枚だけでも貫通しないこともあります。

そんな場合は、あらかじめ1枚ずつホッチキスして針をはずして穴を作っておくか、裁縫道具のリッパーや千枚通しなどを使って穴を開けておきます。

リッパーだとこのように穴を開けます。

接合する
その上で、ボンドを底面の横にたっぷり塗ります。

PPシートを乗せます。

セロテープで、ボンドが乾くまで仮止めしておきます。

そのままボンドとセロテープで貼り進めます。

PPシート側にボンドを塗る方法でもOKです。

上から見たところ。

1周して、重なる部分は約2cm。長すぎたら片方の端を切り落とします。

上述したように、PPシートをホッチキスでとめます。

下から見たところ。セロテープで乾くまで固定します。

色を塗る
アクリル絵の具を塗ります。

このようにビーっと出して、

筆で同じ方向に均一に伸ばし、塗ります。

途中経過です。

内側の角も、しっかり塗り込みます。

内側を側面まで全て塗ったところで、いったん乾かします。

乾くとこのように、マットな質感でツヤがありません。ツヤがほしい場合には追ってニスを塗ります。

裏側は、セロテープが貼ってありますが、ボンドも乾いたのではがします。

はがしたところ。

さらに、裏側も塗り、乾かします。

ニスで光沢を出す
光沢を出すためニスをたらし、筆で均一に一方通行で塗ります。 
塗り終わったところ。白く半透明な部分もありますが、乾くと透明になります。

完成
1回だけだとまだザラつきがありますが、3回ほどニスを塗ると、このようにトゥルルンとした表面になります。

さて、どうぞあなたも、あなたのサイズと色・柄でぜひ作ってみてください! 😉
質問がありましたらコメントにてどうぞ。