男着物はとにかく情報が少ないので、今回は収納方法について解説します。
特に決まりはありませんが、店主個人のノウハウ、というよりは現状をお伝えします。
まずは入れ物。昔ながらの桐箪笥は必要ないです。無印良品にぴったりサイズの「ポリプロピレン収納ケース」があります。
参照:lohaco.jp
この収納ケースに、着物を3つ折りに畳んで、ぴったりしまえます。
↑はオーダーメイドで作った数万円する着物。僕にとっては高価なものなので、これ以上折り畳まずに保管します。
しかし1万円を切る安いものだったり、ポリエステルで作られたシワにならないものであれば、さらに半分に折って収納します。こうすると倍の速さでケース内を見渡せて何の着物があるか分かるので、便利です。
上一層をはずすと、下に2枚同時に見えてきます。これは助かる。しかもこのサイズに畳んであれば、左右に移動したり持ち上げたりしても畳み方がずれないので、いちいち畳み直しがいりません。
ケースの深さはこれくらいです。普通の畳み方なら9枚ほど、半分に畳むと6枚ほど入ります。(なんか計算が合ってない気もしますが。。)
でも1枚の着物を見つけるために、9枚の着物を1枚ずつめくるなんて、面倒ですよね?
しかし今自分で言ってて軽くびっくりなのですが、9枚着物を持っている人って珍しいですかね。。男で。
でも9枚と言っても、ハカマ1枚、羽織3枚、長着5枚とか。そういう内訳なので、ひどく多いわけではないですよね^^
さらに言うと、着物がパーカーやシャツと同じ価格になれば、そんなに珍しくはないですよね?
例えば。。
- アウター:パーカー1、ジャケット2
- ボトムス:ジーンズ1、コーデュロイ1、チノパン1、ハーフパンツ1、スウェットパンツ1
- シャツ:ワイシャツ4、ティーシャツ4
とか^^ ほらー、洋服と比べてもそんなに大差ない、というよりむしろ僕の和服の方が少ないですよね。
さて、それでは3段の収納の分類を見てみましょう。
下段:僕が着物ショップをオープンする前は、既製品をネットで買ったり、ネットでオーダーメイドしたり、呉服屋に行ってオーダーメイドしたりしていました。その集積が下段のケースです。
中段:当店の着物は店主自ら作っていますが、僕自身でも着ています。洋服と同じ感じで着られるので、普段はこちらの方をよく着ています。洋服と同様に紺・ベージュ・グレーの色が中心で、生地の質感も洋服と同様です。
上段:それ以外の細々としたものを入れています。こんな感じで。
帯がたくさんありますが、ネクタイを日々変えるのと同じように、長着は無地でベーシックでも帯は変えながらTPOや気分に合わせたいのです。
手ぬぐいは比較的安いので、ついつい良いものに出会うと買ってしまって、ここまで増えてしまいました。。
和の玩具は、かるた/コマ/花札 など。着物を普段着ない人たちが着物を着ると、それだけで楽しいイベントになります。そこで何をして遊ぶかといえば、昔なつかしのカルタやコマがあれば、十分に盛り上がります。洋服では珍しくなくても、和の世界に浸れるからでしょう。デキるパーリーボーイ(Party Boy)としては、遊びの準備も周到にしておきましょう。
さて、襦袢はどこへ行ったのか?というと、ケースの上ですwこんな感じで、まるめてポイと上に乗せておきますw
↑の写真の左下に見えているのは、衣装用匂い袋。第一の目的は防虫。ポリエステルでなければ、虫に食べられてしまうことがあるからです。
ついでの効果は。。モテるかもw 女性っぽい匂いとも言えるので直接モテにはつながらない場合もありますが、単に良い匂いとして女性に認識してもらえた場合には、同じ空間にいるだけで好印象を与えられます^^
こちらは松栄堂の「誰が袖」(たがそで)という商品。表参道から徒歩数分に店舗があり、僕はたまにここに行きますよ。
参照:shoyeido.co.jp
さて、参考になりましたか?^^ それぞれ皆さまの状況に合わせてやってみたらいいですね。
何かご質問や他にアイディアなどあれば、コメントでもくださいね~
コメント
すごーく参考になりました!
リアルクローゼットも整理されていて儀礼でビックリです。
知り合いに収納方法を聞かれた事あるんですよね。
家は二人分なんで、何枚あるのやら。
改めて数えてみます。
すそさんのような経験者に参考にしていただけるとは光栄です!
洋服と混じってよく分からない状態にありますかね~^^
私も無印に色々分けてる!
三つ折りにすれば本当にちょうどいいんだよね^^
探しやすいし、アイテム別に分けて、スマートに使いたいね☆
おたくも無印のアレですか、便利だよねー、安いし丈夫だし^^
ゆりりんの方がたくさん持っているだろうから、分類しまくってるでしょうね。