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オトナの和のデート♥
洋服のデートが普通となった昨今、僕ら着物メンズたちは和服デートについて知識がちょっと足りていないですよね。
どこに行くのか、何を食べるのか。。
今日は夜の営みについて、ちょうど良い映画があったので引用して、みんなで勉強しましょう!
※ここから先は18禁ではありませんが、人によっては不快な表現があるかもしれませんので、注意してお進みください。
映画「春の雪」から学ぶ
こんな二人の映画。
時代は大正初期。和服の女性は一般的でした。しかし男のキヨアキ(清顕)は未経験で、どのようにしたら良いか分かりません。まさしく僕らと同じですね!
どこでつまづいているのか、さっそく見ていきましょう。
押し倒すシーン
押し倒すまではできました。
帯締めをほどけない
しかしここ、よく見えませんが、帯締(おびじめ)をほどこうとしているんです。なぜ彼は衿をさらに広げようとしないのでしょうか?
女友達から聞いた話ですが、昔、未婚の女性は帯の位置を高めにしめていたそうです。男性に手を胸元に入れられないために。
そこでこのキヨアキは胸が開かないと判断し、帯をほどこうとしたのでしょう。
しかし帯締めも、引っ張っただけではほどけません。一般的には2回、方結びされているからです。
帯締めとは、この赤い紐(ひも)のことです。正面から見たらこんなです。ほどき方、想像つかないですよね?
こう考えると、昔男性は簡単に女性に手を出せなかったことになりますね、脱がし方を知らない限り。まるで処女性を封印する魔法のように。。
そこで、サトコ(聡子)は一旦起き上がり、自分で脱ぎ始めてくれるわけです。Thank you, Satoko!
名古屋帯
するとお太鼓結びの「たれ」がほどけて落ちました。見えますか?
「たれ」というのは、くるっと輪っかになった「お太鼓」という大きな背中に乗っている部分の、すぐ下にあるシッポのように垂れている部分です。お尻のすぐ上です。
その「たれ」を支えている帯締めをほどくと、「たれ」がさらりと落ちます。
帯揚げと帯枕
次に、サトコは胸元にある二つの結び目をほどいています。
- 帯揚げ(おびあげ)
- 帯枕(おびまくら)
サトコの背中の緑のアレ、見えますか?この二つが一緒に背中でまとめられて「お太鼓」を支えています。その結び目はそれぞれ別に胸元にあり、二つともサトコがほどいたので、今は「お太鼓」がなくなっています。
襦袢と伊達締めと腰紐
着物を脱ぎました。 残りは襦袢と伊達締めと腰紐です。
「まだあるんかい!」という殿方のツッコミが聞こえます。。ほんとにまだあります。
伊達締め(だてじめ)とはこのような帯で、正面で簡単にぐるぐる巻きにされていたと思います。たしか。。
とりあえず Are you ready? Yes! ということで、キヨアキがようやくサトコの肩に手をかけます。Congrats! 😀
女友達からの情報
今回は座ったまま、かつ女性側が自分で脱いでいます。
しかし立ったまま男性が脱がすと、帯がドサっと落ちるので、そのやり方だとそんなにセクシーでもないそうですw
「あ~れ~」みたいなお殿様が脱がして女がクルクル回るのをやりたければ、お太鼓部分を持ちながら帯揚げと帯枕をほどく必要があるでしょうね。そうするとドサっと落ちずに、後は引っ張るだけですw
↑の映画に出てきたのは、この名古屋帯というタイプ。帯揚げとかお太鼓とか、いろいろあって大変です。
こちらの半幅帯だとパーツが少ないので帯だけほどけば結構進みます。「あ~れ~」、とくるくる回したいならこのタイプ。
次はあなたの番です
さあ、学んだ次は、オナゴを和のデイトに誘うことですね。では皆さま、グッドラック!