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仕立てたように見せるIT化
着物販売のIT化を、もうかれこれ3年もチャレンジし続けている店主です。
「仕立てていない生地の写真を、商品に仕立てたような写真を作る」というIT化です。
最近ようやくリアルになってきまして、帯(角帯、半巾帯、名古屋帯)の方は実用化に成功し、多くのお客様に買って頂いています。
帯などのカテゴリーページはこちら。
生地は現在200種類もありまして、これをワンクリックで、一度に200の商品ページを生成できるのです。さらに帯は角帯・半巾帯・名古屋帯がありますので、その3倍の600ページになります。
商品ページ上でも「写真は合成です」と謳っていますし、よく見るとリアルさに欠ける箇所もあるのですが、冷めることなく購入に至ってくださっているようです。
着物本体も合成で販売
さて、今度は着物本体です。↑トップ画像で載せたように、1メートル四方の生地だけを仕入れます。部分的にトルソーに着せて、写真を5枚撮ります。
これをつなぎ合わせて一つの写真にするわけです。
他にはこのような生地でも撮ってみました。
洋裁地 & IT という新しさ
今までは反物をお客様やトルソーに巻き付けて、仕立てた着物のように見せることは可能でした。
しかし
- 写真撮影には反物をまるまる仕入れなければならないこと
- 洋裁用の生地ではできないこと
が問題でした。
洋裁用の生地は現代的で、普段の僕らの感覚に合う柄も多く、例えばこのようなストライプ柄などがあります。
反物をまるまる仕入れると、在庫コストがかかります。問屋さんから借りてくるとしても、販売時には借りた分の手数料が売値に乗り、結局はお客さんが負担することになるのです。
これらを解決できるのが今回の写真を組み合わせる手法です。
既に誰かがやっていそうなほどに原始的でITと呼べないほどですが、これによりコストダウン、または同じコストで数多くの在庫をかかえることができます。
具体的には5分の1ほどになります。
この方法で販売開始しましたら、またお知らせします 🙂