こんにちは!店主のヒロです。
最近は海外の方や、高身長の方からも「着物を着てみたい!」という嬉しいご相談をいただくことが増えてきました。
そこで今回は、「身長185cmで痩せ型の男性」からいただいたサイズ選びのご相談をベースに、既製の型紙やプレタ着物でジャストサイズに仕上げるためのプロの工夫をご紹介します!
目次
1. 男物着物には「TLサイズ」がない?サイズ選びの基本
「背が高いから、とにかく一番大きいサイズを選べば安心かな?」と思いがちですよね。 実は、一般的な男物の既製サイズ(型紙)には、女性用にあるような「TL(トールL)サイズ」という展開がほとんどありません。基本的にはM・L・LLといった展開になります。
では、185cmのスリムな方が既製の型紙を選ぶならどれが良いのでしょうか? 正解は「LLサイズ」です。
ただ、普通に作ると少し丈が足りなくなる心配があります。そこをどうカバーするかが、着物屋の腕の見せ所です!
2. 185cmの方がLLサイズをぴったり着るための「2つの微調整」
身長185cmの方の理想的な身丈(着物の長さ)は、計算上だと約159cmです。 しかし、一般的なLLサイズの身丈は157cmに設計されていることが多く、あと「2cm」足りない計算になります。
この2cmの差を埋めるための、簡単なカスタマイズ方法がこちらです!
① 裾(すそ)の縫い代で長さを出す
型紙通りに生地を裁断しても、仕立てる段階で調整が可能です。身頃(みごろ)と「おくみ」の裾の縫い代は、当店では5cmほど確保しています。 この縫い代を「3cm」にして縫い進めることで、着物自体の長さを2cm伸ばすことができ、185cmの方にもぴったりの身丈に仕上がります!
② 衿下(えりした)の位置を微調整する
さらに細かく調整するなら、衿下(裾から衿の先を縫い付ける位置までの長さ)を1cmほど下げるのも効果的です。帯をしめた時により落ち着きます。
3. 初めての着物?それともこだわり派?
もし、すでにジャストサイズのお手持ちの着物や浴衣があれば、その「身丈」や「裄丈(ゆきたけ)」を測ってそのまま作るのが一番確実です。
「今回が初めての着物づくりで、自分の体型に完璧に合わせたい!」というこだわり派の方には、各寸法の算出を一からし直すオーダーメイドの型紙という選択肢もおすすめです。
体型や好みに合わせて、自分だけの一着を作る時間は本当に楽しいものです。サイズ選びで迷ったら、ぜひお気軽にご相談くださいね!