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袴のサイズ選び:身長の「間」にいる時の判断基準
袴を購入、または型紙から仕立てる際、「自分の身長がLサイズとLLサイズの中間にある」といったケースで迷う方は少なくありません。実は、袴の最適なサイズは単純な身長(カタログ値)だけで決めるのではなく、個人の骨格と「その袴を着用する目的(種目)」という2つの要素から体系的に導き出す必要があります。
1. 骨格から測る:正しい袴丈の測定ポイント
袴の寸法(紐下丈)を決めるベースとなるのは、以下の2点間の長さです。まずはご自身の身体で正確に計測してみましょう。
- 起点:腰骨のすぐ下(左右の骨が最も突き出ている部分の直下)
- 終点:くるぶしの中心
この「腰骨の下からくるぶしまで」の長さが、あなたの身体における袴丈の基本基準(ニュートラルな長さ)になります。
2. 目的から選ぶ:着用シーンによる「最適な丈」の違い
基本の長さが分かったら、次に「何の用途でその袴を穿くのか」によって丈を微調整します。日本の伝統文化や武道では、その動きや目的に応じて美しいとされる丈が異なります。
■ 茶道(Tea Ceremony)の場合
茶道では立ったり座ったり(座礼)の動作が頻繁にあります。また、大切な茶道具を傷つけたり、裾を踏んで転倒したりするのを防ぐため、裾は「やや短め(くるぶしより少し上)」に設定することがあります。
■ 居合道(Iaido)や武道の場合
武道においては、足捌き(あしさばき)のしやすさや、相手から足元(歩幅や動き)を読まれないようにする目的など、流派や用途によって「あえて長めにする」か「動きやすさを優先してジャストサイズにする」かの思想が異なります。実戦的な観点から、自分がどのような足の身のこなしを重視するかで、L(やや短め〜ジャスト)かLL(長め)かを選択します。
まとめ:あなただけの袴を見つけるステップ
- まずは「腰骨のすぐ下からくるぶしまで」の長さをメジャーで測る。
- 自分が嗜む種目(居合道など)で、裾がどの位置にあるべきか(長めか、短めか)を確認する。
- 基本の長さに、種目ごとの理想の仕上がり丈を照らし合わせて、最終的なサイズ(LかLLかなど)を決定する。