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アイテム数を減らしてカジュアルダウン、脱「結婚式着物」
こんにちは、店主のヒロです。
「着物」というと結婚式などのフォーマルなイメージがあるので、少しカジュアルダウンするだけでオシャレな日常着になりますよ、という提案です^^
生地の色や素材からもカジュアルダウンできますが、アイテム数を減らすだけでもできるのです。
結婚式のアイテム数を数える
さぁ、それでは結婚式・成人式で着る「紋付袴(もんつきはかま)」のアイテム数を一緒に数えてみましょう。正解は写真の後です。
フォーマル度5(最高):★★★★★
1.着物
2.襦袢(じゅばん)
3.羽織
4.羽織紐(はおりひも)
5.角帯
6.袴(はかま)
7.足袋(たび)
8.草履(ぞうり)
8個でした。ちょっと多いかな。。?くらいですかね^^
浴衣のアイテム数
では次に、最もカジュアルな和服である浴衣(ゆかた)のパーツ数を一緒に数えましょう。
フォーマル度0(最低):☆☆☆☆☆
1.浴衣
2.帯
3.下駄
以上3つです。こりゃシンプルですな^^
紋付袴と比べるとけっこう違いますよね。
1個ずつ減らしてカジュアルダウン
それでは最上級のフォーマル「紋付袴」から一つずつアイテムを減らして、カジュアルにしていく過程を見ていきましょう。
袴をはかない場合
まずは、袴をはかないバージョンです↓
フォーマル度4:★★★★☆
どうでしょうか、袴がないだけで「成人式」「結婚式」感が薄れ、駅のホームで立っていても違和感がなくなってきます。
ただでさえ着物だと目立つのですが、袴をはくと「今日はイベントなんだね」とか「あ、剣道の試合なのね」という風に見えますから(^ー^
2個減らすと
次に、あまり目立ちませんが羽織紐をなくします。
フォーマル度3:★★★☆☆
羽織紐って羽織が開きすぎないように固定するために使われ始めたのでしょうが、現代社会でそんな突風に見舞われることってありませんよね(笑)
外出中は電車や車に乗りますから。
店主は着物で自転車にも乗りますが、羽織が開いて困る経験をしたこともないのですよ。
むしろ昨今の洋服の流れはどんどんシンプルになり、無地がはやりパーツも減っていますから、そんな感覚から見ると羽織紐が邪魔になることもあるんですよね~^^
3個減らす
さらに、羽織を脱いでみます。
フォーマル度2:★★☆☆☆
羽織がなくなると、とても気楽な「近所のお散歩」感が出てきますね。リラーックス ^-^
4個減らす
今度は羽織を着て、襦袢と足袋を脱ぎます。残りは、
1.着物
2.羽織
3.角帯
4.下駄
この4つとなりました。
フォーマル度1:★☆☆☆☆
ちょっとこの写真だと分かりにくいんですが、店主は夏の店内や夜道は、夏着物1枚に薄い羽織をかけることが多いです。
夏は外を歩いていると暑いので襦袢も足袋もいらず、薄い夏着物だけで十分なのですが、お店ってたいていクーラーが効いていますよね。帰りの夜道もちょっと寒かったり。
そんな時のために、薄い羽織と足袋をカバンの中に入れて外出しています。
このスタイルをやっている人はあまり見ませんが、いずれにしてもカジュアルです^^
襦袢が無いから首元に着物の下から衿がもう一つ見えないので、洋服で言うと衿(えり)の無いTシャツを着ているようなカジュアルさです。
襦袢がなくて羽織を着るのは、洋服だとTシャツにジャケットを羽織っている、といった具合です。
洋服で言うと
なんだかピンと来ない方もいると思いますが、洋服でイメージすると分かりやすいと思います。
ネクタイを取り、ジャケットのボタンをはずし、ジャケットを脱ぎ、靴下を脱ぎ、Tシャツになる。。という具合にカジュアルになるわけです(^-^
シックにカッコいいのはフォーマル度3~4
さぁ、皆さまどうお感じでしたか?
シックにカッコいいのはフォーマル度3~4という僕の感じ方でしたが、羽織だけのフォーマル度1もなかなか捨てがたかったりします。
襦袢は暑いので、最近特に暑い日本列島では5~10月くらいはもう僕は襦袢を着ていません(笑)
代わりに半衿だけ首に巻いてネクタイピンで留めると、「襦袢着てる風」になるんですよ(^-^
「成人式で紋付袴を着た」という人は、次は袴なしの着物にチャレンジしても良いと思います。