着物業界の問題と対策 2016年秋バージョン

DSC_0086
去年の秋に行けた草花。ツッコミどころは多いとは思いますが、まー秋っぽい写真ということで 😉

お話の流れ

今日はこんな感じで話を進めます。

  1. 問題は、「同じ世代の日本人が着物を普段から着ていなくてさびしい。僕だけ着物で出歩いてちょっと浮くのはもうやめたい」という僕個人の不満
  2. 解決策として、「デビューする人を増やして、さらに継続的に着てもらう」のが道筋
  3. その具体的な方法

着物業界の問題、というか僕個人の不満なのですよ

ニュースでは「若者の着物ばなれが進んでいる」とか、呉服屋さんからは「呉服屋に若いお客さんが来ない」とか聞きますが、僕の実感としては、「僕だけ着物を着ていてさびしい。周りのみんなも着ればいいのにー」といった単なる不満なわけです。
でも、もちろんながらこの記事を書いているのは、同じ不満を多くの人が持っていたり、共感してくれるんじゃないか?と予想・期待しているからです。
そんな共感してくれるかもしれない皆さまと今日考えてみるのが、当記事タイトルの「着物業界の問題と対策」という大きなテーマです。今年の春にも同様のタイトルで書きましたが、その後の活動結果に影響されて大きく考えが変わってきましたので、修正版的に当記事を書きます。

前回

過去記事:着物業界の問題点まとめ &対策
前回は↓な感じで僕の目に見える問題を列挙してみました。

■ 着る人/お客さん側から見た問題

  1. そもそも興味がない
  2. 興味はあるが着物がないし着方も知らない
  3. 着物は高いイメージがあるし、呉服屋に入るのが怖い
  4. もらった着物はあるが着方が分からない
  5. いわゆる「お直しオバサン」
  6. 着付けを習おうにも教室の料金が高いし、学ぶのが大変
  7. 「自装だけ・手荷物不要・低価格・押し売りなし」の着付け教室を見つけづらい
  8. 着付けを習って着物を買ったものの、着て行く場所がない
  9. 「自分では作れない」誤解

■ 着せる人/業界側から見た問題

  1. 呉服屋の高級路線化
  2. 呉服屋の多過ぎるマージン
  3. 呉服屋の手土産 & 言い値
  4. 職人の少なすぎる手取り
  5. 職人の仕事が海外に流出
  6. 「付き合い」という名の店しばり
  7. 無駄な制作ステップ

前回との違い

でも、今なら思うんですが、じゃ「これらを全部解決すれば着物を着る人が増えるのか?」というと、答えはノーの気がしております。
実はみんな、低価格や着方を安く簡単に習うことにこだわっているわけでもなさそうなんです。あくまで空気・雰囲気から感じていることなので証拠はないですが。
最も重要な問題は、前回と重複しますが、この3点に絞られます。

  • 異文化として興味がある (もはや なつかしさ はなく、新しい)
  • 高そう&怒られそう なイメージ (実際僕は安く買う方法を知っているし怒られたことはないのですが)
  • 着ていく場所・理由がない

この問題を、図と共に解説していきます。

僕のイメージする着物のピラミッド

一般に知られる着物を買う手段って呉服屋さんで買うことだと思います。しかし誤解を恐れず言うと、呉服屋は高級路線であり、熟練者かつお金を使える人が行くところです。
↓の図は、僕のイメージする高級な着物を買うまでの流れと人数比です。

図1

図1


デビューしたうちの一定数がお出かけするようになります。そのうちの一定数が”ちょっとした”おでかけに着物を着るようになり、さらにそのうちの一定数が着物でカフェなど行くようになり、その中から「さて、呉服屋でいい着物でも仕立てるか」となるのが自然かなーとイメージしているのです。
洋服でたとえると、中学生でジーパン・ティーシャツのファストファッションを買うようになり、大学生でマルイのちょっといい服を買い、社会人になりオーダースーツを注文するようになるといった流れです。
では、上の図をイメージした上で、問題なのは熟練者が着物をイヤになって着物をやめるのではなく、そもそも着物デビューする人口が少ないことです。一番下の層が増えないことです。
次に、デビューさせたものの着る理由や機会がないから着ない状況となっていることが問題です。結果、熟練者へと育たず高級着物の価値の分かるところまでたどり着けない、というのが僕から見た状況です。

向かうべき方向

そこで、向かうべきざっくりとした方向は、

  1. とにかくデビューする人を増やす
  2. デビューしたら、継続的に日常の場所で着物を着てもらう

この二点に尽きますね。高級着物をオーダーしてもらうのは、デビューから三年は先だと思います。
はい、では具体的な対策に落としこむ前に、言葉を明確にしておきます。

デビューにも種類がある

  • そこにあるのをちょっと着せてもらうだけ
  • 着物をとりあえず買ってみた。
  • 着付け教室に通って着物を買った。

このように、デビューと言えど色々ありますよね。
この店を始めたばかりの時は、着物を買ってもらわないとデビューできないじゃんと思っていたんですが、「着物を着ない」から「着物を買って着る」までって、実は大きな段差があるんですよね。

  • 着物の着心地を知らない
  • 自分に似合うのかが分からない
  • え、ちょっと待って着物ってホントに着る人いるの?

のように、最初の感覚が全然追いついていないんですよ。
おそらく、だいたい80歳以下はみな同じ感覚だと思います。
脱線しますが、とても年上の、よゆーで定年後だけどアクティブな方が、古い料亭で日本酒をめでる会に誘ってくれたことがあります。
着物で行くものだと予想して着物で行ったら、みんな洋服でした。しかもみんな同じくらい年上。着物で来てくれたー、と嬉しそうな反応で、スタッフさんがとてもとても上座へと座らせてくれました。もちろん二回は断りましたよ?w
そんな年上世代ですらそのような反応ですから、ワカモノ世代にとって着物はマジでハテナなのです。

「1.とにかくデビューする人を増やす」への具体的アクション

「呉服屋行こうよー買おうよー」と誘うのではなく、「少しずつ慣れた上で安い着物へ誘導する」流れです。具体的なストーリーとしては↓の通りです。

  1. 僕が着物を着て現れる
  2. 相手は興味をもって質問する。「どうして着物なんですか?寒くないんですか?高価なんですよね?職業がそうなんですか?ご両親も着物ですか?」に、全部ていねいに回答する。
  3. だんだん空気が盛り上がってきたところで、「ここにあるけど、ちょっと着てみます?」→着物をはおってもらい、帯を巻く
  4. 「えーこんな簡単に着られるんだ!」とびっくりします。
  5. すぐ脱いでもいいし、着心地が良さそうならそのまま着てもらう。別の話題に切り替え、おしゃべりなり飲みなりを続ける。
  6. その日はこれ以上物事を進めない。
  7. 後日同じような状況で同じ人に出会うなら、興味がありそうなら、また着せるだけ。
  8. 次のステップに進みたい人は、彼ら側から自然と聞いてきます。いくらくらいで買えるの?どこで買えるの?何を買えばいいの?→全部ていねいに回答する。古着屋さんに一緒に行ってほしそうなら行く。楽天やAmazonで一緒に検索してあげる。

(これ。。書いてたら、なんかナンパ指南書っぽいですかね?w)
もちろん希望者には高級呉服店を紹介しましょう^^

そろそろ「着物は1枚数万円~」っていう「常識」から抜け出しませんか?

ここで注意したいのは、あえて希望しないなら、オーダーメイドの呉服屋さんには連れてかないこと。
個人的な経験によれば、連れてって少なくとも三人デビューしたのですが、一着数万円の着物でそれしか持ってない状況だと、コーヒーとか気楽に飲みに行けないわけです。ちょっとこぼしただけで終了するからw または高額なクリーニング代がかかりますから。
なので着物を買って終了となり、次に話す「継続的に着物を着てもらう」につながらなくなってしまうのです~(T-T
ネットでも古着屋でも安く買えますから、コーヒーやしょうゆをこぼしても、家に帰って丸めてクシャっと放っておいても大丈夫な、気楽なデビュー直後の着物生活を応援したいものです。

「2.デビューしたら、継続的に日常の場所で着物を着てもらう」への具体的プラン

せっかく着付けを覚えて着物も買った。なのに着る場所がない、とさびしく思う人は多いと思います。
この「着ていく場所がない」問題というのは興味深いことに、自分たちで制限をかけちゃってるだけなのです。ホントはどこに着て行ったっていいのに。
でも心優しいひとたちはこう思うんです。

相手が洋服で、場が洋風なのに、自分は着物。。
これはツライ!!!

と。

浮いちゃうし、周りの視線をなんとなく感じるし。。気まずい~。店員さんも「お着物ステキですね」とかわざわざ着目しなくていいよー(ToT)

とか?
だから着物団体や着物屋さんは「着物でお出かけの会」などのイベントを立ち上げて、歌舞伎を見に行ったり庭園散歩をして和風なことをしちゃうわけですよね。
着物を着たい人たちの多くは、無理に着物だからって歌舞伎や落語を見に行ったりしたいわけじゃなくて、悪目立ちしたくない方が優先だと推測しています。浅草なら着物で歩いても変な目で見られないだろうし、レンタル着物で歩く人もいるから厳しいチェックの目もないだろうし、とか。
だからイベントに参加して「着物で行くのに自然な場所」に行くわけですが、悪目立ちしなければどこでもいいわけですね。
ということで、派手でもなくお金がかかるわけでもなく、単に悪目立ちしないような形で、無理なくキバらず定期的に着物を着るお誘いをすると、日常の習慣になるかなぁと。

「悪目立ちしたくない度」ごとのお出かけスタンス

それぞれ人により「悪目立ちしたくない度」は違いますから、その度合いに応じて会なり誘いなりの内容を変える必要があります。
表にしてみました。「悪目立ちしたくない度」MAXは5、最小は1です。

集合時の服 集まる街 入る店 出歩く相手
5 洋服 和風 和風 和服
4 和服 和風 和風 和服
3 和服 洋風 和風 和服
2 和服 洋風 洋風 和服
1 和服 洋風 洋風 洋服

↑の表を文章にしてみるとこんなんなります。

  • 5. 洋服で集合。和室で持参した着物に着替える。室内で茶でも飲んでしゃべるだけ。
  • 4. 各自の家で着物を着て集合。和の町(東京なら神楽坂とか浅草とか)を歩き、和カフェや和風の飲み屋に入る。
  • 3. 各自の家で着物を着て集合。洋風の町(六本木とか、丸の内)で、和風の店で食事、お茶。
  • 2. 各自の家で着物を着て集合。洋風の町(渋谷とか原宿) で、スタバなどの洋風の場所に入る。 ※この辺りで周りのお客さんが「あれ?」ていう顔をする人が現れるかも。
  • 1. 洋服を着る人と和服を着る人を混ぜて、少人数(2対2くらい)で洋風の町、洋風の場所に集合。 ※ここまでやれればもう一人でも行けると思います。

無理のないところから始めて、徐々に「1」に向けて慣らしながら何度も着る機会を設けたらいいですね。

以上ですが、

気の長い話でしょうか?
これは教育やPRによって一括で解決するわけではないと思います。今までの習慣を変えるファーストペンギン(群れの中で最初に海に飛び込むペンギン)たちが現れて、ある程度の数そろってほしいなぁと。そうしないと、いくら着方や入手方法を知っていても、CMなどで呼びかけても誰も実行しないでしょうから。
まずはファーストペンギンたちを着実に少しずつでも世の中に送り出していくことが、その後の大規模な施策に向けた布石であると思うのです。
今回も前回同様に、皆さまからのフィードバックをお待ちしています! 😀

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

 .

 

.

 

.

 

.

 

.

 

.

 

.

 

.

 

.

 

コメント

  1. ねぎま より:

    細かい分析お疲れさまでした
    よくリサーチされていますね あっぱれです
    「そおうなのよね~」と共感なところが満載でした
    わたしも普段着物を着る時には「悪目立ちしたくない」をベースにコーディネートしています。
    街に溶け込みたい、洋服の人の中に居ても浮かない、って感じで。
    着物は洋服に比べて布の割合が広いから やっぱり目につくと思われるので ちょっと気にしますね
    電車に乗って座れば向かいの人、立っていれば後ろの人からの視線をちょっと感じますしね
    とくにおばさまの視線を。隙があれば何か言いたいのかも。
     
    周りの人にも 着物デビューしてほしいって思って デビューの手伝いをしていますが 継続してもらうようにするには 定期的に会う機会やおでかけ計画をしていないと だんだんと着物熱が下がるみたい
    とくに女性の着付け姿に世間は厳しいって事も 着物デビューを継続できない要素なのかも。
    なんかこの手の内容は定期的にリサーチしたら新しい 着物デビューの方法が見つかるかも。

    • hiro より:

      ねぎまさん、
      ありがとうございます^^
      ねぎまりさんは周りに着物をすすめる側も、自分が着る側も両方やりますからね。共感頂けて良かったです。
      そうそう、一度デビューしたら「あー疲れた、やれやれ」ってなってしばらく着物は着なくなりますよねw
      おばさまの視線コワいっすね (((;゚Д゚)))
      意外とここが大きいのかもですね。
      デビューで気合入れて着物を着なきゃいけないのも、街にそんな恐怖があるからなのかもですな。
      ほんとっす、この点はもうちょっと探りたいですね!

  2. S より:

    ありゃ?!このコメント、何で着物?への投稿だったのですが(見たら、そちらにもされている)
    送信した時エラー出たのですが、なぜダブり投稿に?(><)
    いや~、お手数でなかったら直しといて頂けると嬉しいです。
    だって、コメント内容が記事と違うんですもの~。

    • hiro より:

      あーすみません、こっちの記事の話題かと思って勝手に移してしまいました^^;
      今戻しておきました~。ごめんなさい。

  3. S より:

    >>僕個人の不満>>単純明快で良いと思います。
    やはり個人的感覚から、他への認識は広がるモノですよね。
    ヒロさんの場合だと男の方が対象ですね。
    女性でもいいのでしょうが、仲間が欲しい時点で同性向け
    だと思います。
    気楽に着るには女性は当てはまらない事が多々あるように思います。その域までいける女性は少ない様な気がする。
    男性は着物を気軽に着るのに物理的ハードルが低いので(品数が少ないと言う点はあるかもですが)単に男性自身の精神的な問題かな~と思います。
    基本、男って保守的と言うか、こうあるべきが無意識でも強い。
    奥さんや彼女が着物着るのを嫌がる男性って、この部類かと。
    後の自分だけ浮く!の意識が強いとも思えますが、自分と共有してる女が恥ずかしい事してる!と思ってるから、嫌がるんですよね。
    もしくは自分と釣り合わないとか。
    まぁ、明らかに非常識な事をしている場合は注意してあげるのが身近な方の務めとも思いますが、個人の主体性を認めない関係もどうかと。
    個人の感覚的な事ですが、着物を着るのが非常識、おかしいと思っている方に理解して貰うのは難儀ですよね~。
    実際問題、着物は現代生活の必需品ではないですから、着る必要性ってない(笑)
    昔は資産として、米やお金に換金できたけど、その価値もなくなり、一部の趣味性の物となっているのが現状かと。
    必需品でない物を普段に着ようよ~なんて言っても、イミフなんじゃないかな。>>最初の感覚が全然追いついてない>>に当たりますかね。
    記事の趣旨に反するかもですが>>目立ちたくない>>これ、着物着てて、不可能じゃないかと思います。
    だって現代では着物は特別な物の認識ですから(笑)
    浴衣と着物の記事みたく区別が判らないくらいですし。
    洋服の様なコーデとか言っても、着物は着物だし(笑)
    むしろ洋服感覚の着物コーデすると、今は受けます。
    着物キモノしてるコーデより、感覚的に分かりやすいのか
    食いつきが良いのですよ~。着物って洋服みたく着ていいんだ!って思うのかしらね?
    それか全く新しいファッション的に映るのかも。
    けど、今時の着物認識はコスプレ的立ち位置くらいに居ると、思った方が賢明かと。
    実際、本当の意味で着物着てて目立たない人って、着物のコーデや色柄と言うよりも、着こなしている方なんですよね。
    自然すぎて違和感なし!私みたいな時々着るくらいの、なんちゃってじゃないの。
    そのレベルまで到達できるのは、一部の方だけでしょうから
    現代社会で着物着て、目立つのは仕方ないと思う方が正しい認識だと思います。
    家人に着物ブログなどを読んで指摘されましたが、着物着てる人って、変わり者が多いよ!と。※注:家人は日本文化好きでお茶も習っておりました。偏見があるのではありません。
    確かに着る必要もない物を着たがる訳ですし、そう思われても仕方ないですね(笑)
    ある意味、ヒロさんも変わり者ですよね。
    バリバリ仕事モード年齢なのに、茶すすって、お菓子焼いて、なんて(笑)
    それが良いですが、人と同じじゃネットでは見て貰えないですよね?
    着物着たいけど、目立ちたくないと言うのが根本的に難しいと思うのですが。
    ただ目立つのは仕方ないとしても、悪目立ちしなければと言うのが味噌なのかしらね。
    東京近郊は比較的、着物偏見は低いからデビューしやすいと思います。
    変な格好…もとい色んなファッションの人が多いし、関西と違って、気になって見てても、声まではそうそう掛けてこないし。
    でも、田舎は環境的に厳しいでしょうね~、それこそ和の稽古事してないと変わり者扱いかと察します。
    それでも着る人は着るでしょうが、そうではない人、ファーストペンギンさん達に、飛び込む為の働き掛けと言うのは興味深くもあり、難しそうとも。
    ヒロさんみたく、分析とか考察は苦手なのですが、単に人って、面白そう・楽しそうだとか、キラキラしてて素敵なモノに引き寄せられるので、着てる人が楽しそうにしているのを見せるのが1番なのかも。
    マイナスよりプラスが多ければ、人はその気になりやすい生き物ですよね。

    • hiro より:

      >>僕個人の不満>>単純明快で良いと思います。
      ありがとございます^^
      >ヒロさんの場合だと男の方が対象ですね。
      >女性でもいいのでしょうが、仲間が欲しい時点で同性向けだと思います。
      いえ、僕はむしろ女友だちの方が多いですが。。 🙂
      ほら、お菓子焼いたりするし。
      >気楽に着るには女性は当てはまらない事が多々あるように思います。その域までいける
      >女性は少ない様な気がする。
      それは確かにほんとっすね。襦袢から大変ですし。紐も使って伊達締めも、パーツが多いんですよね~。
      >基本、男って保守的と言うか、こうあるべきが無意識でも強い。
      >奥さんや彼女が着物着るのを嫌がる男性って、この部類かと。
      ありそうw
      でもそれって、たぶん僕らよりちょっと上の世代までじゃないですかね?
      「女は一歩下がれ」なんて今の時代に言ったら間違いなく嫌われますし、社会でやっていけないと思いますよw
      >後の自分だけ浮く!の意識が強いとも思えますが、自分と共有してる女が恥ずかしい事
      >してる!と思ってるから、嫌がるんですよね。
      まー、着物がハイクラスと感じているなら、女が自分より上位に行かれるのは困るという本能が働くのでしょうね。
      あとは男女ともに、単に他人と違うのが嫌な文化というのがありますから^^
      >個人の感覚的な事ですが、着物を着るのが非常識、おかしいと思っている方に理解して
      >貰うのは難儀ですよね~。
      そんな人いるんですかね?
      僕は着物でどこに言っても注目はされますが、好印象ですけどー。
      ほんとに着る場所によりますよねw ビジネスで着物はヤバそうw
      >必需品でない物を普段に着ようよ~なんて言っても、イミフなんじゃないかな。>>最初
      >の感覚が全然追いついてない>>に当たりますかね。
      それは合っている気がします。。^^
      非合理的な服を普段着にって、ちょっと無理ですかねぇ。
      >むしろ洋服感覚の着物コーデすると、今は受けます。
      なるほど! 例の都市に似合うグレーがメインのスタイリッシュな着物とやらですかね。
      それいいっすね、人によるとは思いますが。
      >現代社会で着物着て、目立つのは仕方ないと思う方が正しい認識だと思います。
      はい、あとはそこに慣れていくということが大事ですよね~
      >ただ目立つのは仕方ないとしても、悪目立ちしなければと言うのが味噌なのかしらね。
      はい、浅草で和風に目立つならOKだけど、渋谷でそれやっても悪い方向というか。。
      >東京近郊は比較的、着物偏見は低いからデビューしやすいと思います。
      なるほど。じゃやっぱり東京をベースに活動していく方向で間違いなさそうですね。
      >単に人って、面白そう・楽しそうだとか、キラキラしてて素敵なモノに引き寄せられる
      >ので、着てる人が楽しそうにしているのを見せるのが1番なのかも。
      あー、やはりキラキラで素敵なものですかね^^ それでいきます!

  4. S より:

    あ~、スーツ着物は別にウケないよ(^_^)
    単に都会で浮かない、悪目立ちしないと言うか、ビジネス的に通用すると言うか?
    スーツ着物は基本、柄や遊びはないシンプルだから、
    上質さがモノを言う。
    良いスーツって、生地と仕立てが良いでしょ?
    テーラーのオーダーメイド的な。
    仕事出来る人って、良いスーツ誂えて身形から整えてるでしょ。
    お茶も通じるかな~?基本、控えめじゃない?
    もてなしの客がメインで向かえる方は黒子みたいな?
    礼は尽くすから失礼ない様に、地味に見えて良い物でお出迎えみたいな?
    ウケる洋服感覚着物は、また別。
    分かりやすいのは今月やるハロウィンコーデとか。
    駅で凄い視線が集まった事ある~(^_^)
    女子高生とか食い付きまくりで、着物でハロウィン!
    着物でそんなのあるんだ!可愛い‼と好評だった。
    ファブリックから作った物とかは洋服地だからか、着物系になるとウケが良い事多いです。

    • hiro より:

      >あ~、スーツ着物は別にウケないよ(^_^)
      >単に都会で浮かない、悪目立ちしないと言うか、ビジネス的に通用すると言うか?
      そっか、スーツ着物と洋服感覚着物は違うんですもんね。
      今調べたら、
      http://www.gofukuyasan.com/suitskimono.htm
      スーツ着物ってすてきですねぇ、いいなぁ~^^
      僕もこういうの一つほしいです。
      >スーツ着物は基本、柄や遊びはないシンプルだから、
      >上質さがモノを言う。
      >良いスーツって、生地と仕立てが良いでしょ?
      はい、そういうシンプルなとこで勝負するんですね。
      >テーラーのオーダーメイド的な。
      >仕事出来る人って、良いスーツ誂えて身形から整えてるでしょ。
      >お茶も通じるかな~?基本、控えめじゃない?
      はい、お茶も控えめですねぇ、先日見せてもらった洋服感覚着物だとお茶ではNGですね^^;
      >もてなしの客がメインで向かえる方は黒子みたいな?
      はい、お互いにひっそりとひかえめです。
      >礼は尽くすから失礼ない様に、地味に見えて良い物でお出迎えみたいな?
      あー、それはありますね。
      >ファブリックから作った物とかは洋服地だからか、着物系になるとウケが良い事多いで
      >す。
      ドット柄とかチェック柄とかのですよね。原宿系にならないまでも、スーツ着物との中間くらいな自然な主張がいいなと僕は思います^^
      特に近年は洋服では無地ばっかりですから、その感覚でいると洋服感覚着物といえど柄が多過ぎるのかもです。

  5. みみ より:

    ここにかかせて下さい。
    最近自己流で古着の着物を着るようになってそろそろ新品も一つほしいかもと呉服屋さんでみてたら上に連れていかれ80万もする全然好みではないものを売りつけられそうになりました。
    1万円台のをゆっくりみようと思ってたのに、、、もう行きたくない、、、楽しくなくなった。
    もう貧乏人は着物なんか着るなってことですね。嫌な気持ちで買ったものなんか身につけたくない。2時間も拘束されて。その後のおでかけもつぶれた。古着屋さんのほうが親身になって安いのにいろいろ教えてくれて楽しかった。

    • hiro より:

      みみさん、それはとても残念な体験となりましたね。。
      呉服屋にも押し売りをするところもあればそうでないところもあるのに、そういった押し売りのイメージが蔓延してしまっているようで、悲しいとともに私の努力も足りていず、申し訳ない気持ちです。
      呉服屋って洋服だとオーダースーツ屋のようなものなので、けっこう高いんですよね。。和服のユニクロ版のような実店舗があればいいのですが。ネットショップならあるんですけどね。
      1万円台のを買えるなら全然貧乏人ではないと思いますよ。プレタであれば数千円から買えますしね、特にネットで。
      知らない呉服屋さんは、今後入店する前に一度ネットで調べてから行った方がいいかもしれませんね。ウェブサイトの雰囲気で伝わることもあるでしょうし。

  6. yjsk より:

    着物ブログ漁りをしていて偶然たどり着きました。初めまして、着物初心者のアラフォーおばさんです。
    といいましても、着物着用者の世界ではまだまだお嬢さん扱いしてもらえる笑笑おばさんには有難いフィールドです。
    貴殿の着物が着づらい事への分析は非常に頷く部分が多かったですし、コメントされてる皆さんも同志だなあ、と。
    私は祖母、母のお下がりを着たいが為に自装教室に通っています。個人経営の呉服屋主催ですが割とのんびりした雰囲気でありがたいです。店舗内でこじんまりと勉強会、展示会があり、作家物を見せて頂く機会もありますが強制的ではなく、純粋に良い着物を見て、ご主人や先生方とお話して楽しみます。
    しかし、これはラッキーなパターンなのでしょう。だからこそそういう教室もあるよと伝えたいのですが、SNSをやっていない為に機会を逸しています。
    ネットで小物を買い足し、呉服屋で絹物のクリーニング、授業料、ランチ会などしめて年間10万円位でしょうか。来年以降は初期投資分が減るのか、大物に手を出してしまうのか神のみぞ知る、、。
    場所をお借りして長々と失礼しました。これからも是非発信し続けて下さいませ。

    • hiro より:

      >着物ブログ漁りをしていて偶然たどり着きました。初めまして、着物初心者のアラフォ
      >ーおばさんです。
      こんにちは~今どきのアラフォーはまだまだ若いですから、洋服を着ていても女子ですよね^^
      >貴殿の着物が着づらい事への分析は非常に頷く部分が多かったですし、コメントされて
      >る皆さんも同志だなあ、と。
      そうですね、こんな風に思っている人は日本にけっこう多いと思います~。
      みんな本当はもっと着物着たいのだけど。
      >私は祖母、母のお下がりを着たいが為に自装教室に通っています。個人経営の呉服屋主
      >催ですが割とのんびりした雰囲気でありがたいです。店舗内でこじんまりと勉強会、展
      >示会があり、作家物を見せて頂く機会もありますが強制的ではなく、純粋に良い着物を
      >見て、ご主人や先生方とお話して楽しみます。
      >しかし、これはラッキーなパターンなのでしょう。だからこそそういう教室もあるよと
      >伝えたいのですが、SNSをやっていない為に機会を逸しています。
      いいですねぇ^^
      いまだ無料着付け教室で結局着物を買わせる商法がまかり通っているみたいですし、そのような良心的な店が増えることが業界全体の成長だと思います。
      >ネットで小物を買い足し、呉服屋で絹物のクリーニング、授業料、ランチ会などしめて
      >年間10万円位でしょうか。来年以降は初期投資分が減るのか、大物に手を出してしま
      >うのか神のみぞ知る、、。
      おー10万もかかったのですね。やはり絹は大変ですね~。
      僕は木綿とポリエステル、ウールしか持っていないので、あまりお金かからないのですよぉ。
      最近初めて自分で仕立てた絹の紬を洗濯機に入れて脱水したらめっちゃ縮んだんですけどねwww
      >場所をお借りして長々と失礼しました。これからも是非発信し続けて下さいませ。
      とんでもないです、そのうちスタバで集まりやるのでどうぞお越しくださいな^^